わが友に贈る・寸鉄・がんと闘う・親が子に語る物語・テレビ番組 他

2012年9月16日(日)更新:4
【「ふくしま文化復興事業」を支援 東京富士美術館所蔵「洋画の巨匠たち」展 ミレー、マネ、ルノワールゴッホ 油彩画・版画など名作100点】
●「ふくしま文化復興元年 愛、命、絆…洋画の巨匠たち〜東京富士美術館名作100選〜」展が今月29日、福島市福島県文化センターで開幕する。
 東日本大震災からの「ふくしま文化復興事業」の一環で、地元の福島民報社が創刊120周年を記念して主催し、東京富士美術館が企画する。
 大震災から1年半。本展は、心の復興を進める文化行事として実施。なかでも、未来を担う子どもたちの豊かな情操と創造力を育む機会になればとの願いが込められている。
 同美術館創立者の池田名誉会長は、不屈の歩みを一歩また一歩と続ける福島への思いを、こう綴っている。
 「『うつくしま』には、いかなる困難にも屈せず、理想の天地を共に築きゆこうとする、強靱にして麗しき人間の絆があります。ゆえに“福島は宝の山よ、宝の天地よ”と世界中から仰がれる日が必ずやってきます」(「福島民報」2月23日付)  (聖教新聞 2012-09-16、以下同)


【わが友に贈る】
 絶対無事故の 有意義な連休を。
 油断は大敵!
 安全運転が第一だ。
 戸締まり火の元も注意。


寸鉄
●正しい価値観もつ創価の青年が未来開く―副大臣(マレーシア) 哲学と情熱の連帯に期待
●東京・秋川「師弟原点の日」。広布開拓の精神は赤々。勝利の大旗よ翻れ
●「日蓮が如くにし候へ」御聖訓。実践こそ仏法の魂だ。強気で攻めまくれ
●私は一生を通じ何事でも限界を乗り越えた―文豪(ドストエフスキー) 自分に勝つ人が真の英雄
●政治の堕落の根源はその罪の大半が青年に―恩師 旺盛な批判力で監視せよ


【学生部が平和の旗高く 首都圏幹部会で原田会長が激励】
●池田名誉会長は記念のメッセージを贈り、「広布の舞台で学び戦えることは、青春の最高の充実であり、栄光です。何があっても決して焦らず、断じて臆病にならず、どっしりと腹を据えて、広宣流布の努力と労苦のなかで、朗らかに自身を鍛えていくことです。その人には誰もかなわない。訓練こそ宝です」と激励。
●原田会長は、広布後継を担い立つ学生部の使命は「先駆」であると力説。「わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり」(御書1468ページ)を拝し、「信心根本に善友の輪を広げ、広布のため、同志のために行動しゆく真の指導者に成長を」と望んだ。


創価大学 女子短大の前期卒業式 創立者の池田名誉会長が祝福のメッセージ】
創立者の池田名誉会長はメッセージを贈り、卒業生の晴れの旅立ちを祝福。「使命の人生を、賢者として喜び勇んで勝ち進め!」と呼び掛け、逆境に直面した時に、退くことなく、喜び勇んで立ち向かっていく「賢者の中の大賢者」であれと力説した。
 そして、限界を勝ち越える「創価の負けじ魂」を胸に、朗らかに健康第一で、親孝行をして、勝利の人生を飾っていただきたいと期待した。


【青春フィールド(7)創価のクラブ】
●“One for all, all for one (一人は皆のために、皆は一人のために)”の精神で、チーム一丸となってゴールラインへ。


【誓いの人生は美しい SGI会長と出会いを刻んだアフリカの友(上)】
●「先生にお会いでき、大感動です。私の心は今、幸福と責任感に満ちあふれています。先生の姿を拝見し、先生が千万の言葉を語りかけてくださった思いです。先生が永遠に私の生命に刻まれ、消えることはありません。先生は、私たちを見つめ、アフリカの広宣流布のバトンを託してくださったのだと思います。
 モーリシャスを代表して、先生にお会いさせていただき、アフリカ大陸の大きな使命を深く自覚しています。いついかなる時も、先生と呼吸を合わせて、師弟不二の闘争をしていきます」―サンディープ・チャガー(モーリシャス、男子部員)
●「私は先生のご指導通りに、まっすぐに戦ってまいりました。その戦いがあって、きょうの出会いを迎えることができました。先生との誓願を果たすため、私の全てを広宣流布に捧げることを決意しています。常に私たちアフリカのメンバーに励ましを送ってくださり、心から感謝申し上げます。本当にうれしいです」―アンヌ・バウ(コートジボアール・女子部員)


【中国 許札幌総領事が講演 北海道で青年講座】
●総領事は、創大での留学時代の思い出に触れ、「未来は青年の皆さんの手の中にあります。中日国交正常化を提言された池田先生のように、大きな勇気と英知をもって、両国友好の金の橋をかけていってください」と期待を寄せた。


【信仰体験から見える幸せのカタチ 第6回 がんと闘う(1)】
〈2度目の「急性前骨髄球性白血球」 立ち向かう――動じない心が闘病の“成果”〉
●初めて中学校に登校すると、小学校からの友達には新しい友達ができている。自分だけ、皆の日常から取り残された。闘病の、もう一つの厳しさだった。
 性格が変わった。正体不明の“負い目”を感じ、人と積極的に話せなくなった。入院前の自分に戻りたい。病気を恨んだ。
●昼間は、まだいい。夜、一人になると忍び寄る孤独。死への不安が、希望を押しのけようとする。負けてたまるか。闇に向かって叫びたくなる。
●そうだ。信心している者の強さを証明する時だ。絶対に負けないと決める時だ。
●〈困難がないことが幸福なのではない。困難に打ち勝つなかに幸福があるのだ〉(名誉会長)
 その通りだった――そう思うと、不安が消えていく。
 病気になってから、“日常”は、漫然と流れる時間ではなくなった。起きて、食べて、仕事して、笑って、寝る、一つ一つが幸福の確かな証し、と思えるのだ。
●二人の笑い声を聞きつけて、看護師も部屋をのぞきに来る。
 後日、看護師の一人が、みーさんに話してくれたそうだ。
 「私、仕事を辞めようか、ずっと悩んでいたんです。お二人に出会って、思い直しました」
 私も彼が病気になったら奥さんのように支えたい、だって――みーさんはスカートの端をつまみながら、踊るように語っている。
 冬は必ず春となる。こうやって闘病できること自体が、信心の実証ではないか。自分のことながら、そう確信できる。
●まだまだ、闘いの渦中、でも、いつ何が来ても、堂々と立ち向かってやる。
 そんな揺るがない心もまた、闘病からもぎとった“成果”なのだろう。

甲状腺がんの再発 声帯摘出の危機 この声で「病に勝った」と伝えたい!〉
●02年に早期の甲状腺がんが見つかり、右半分の甲状腺摘出手術を受けた。にもかかわらず、定期的ながん検診の受診を怠っていた。その他の健康面でも、高血圧、高脂血症などが分かっていながら、生活習慣を全く見直さなかった。
 以来、7年がたった09年、再び病魔が姿を現したのだ。がん発見の前触れは、心臓が上げた悲鳴だった。
●「それから2日ほどは、泣き明かしました。“あの時、なぜ、がん検診を受けなかったのか”“なぜもっと、健康に注意してこなかったのか”。」
●“声を失ってしまう”という恐怖に包まれた。ずっと、この声で生きてきた。それがなくなるというのは、どういうことなのか。仕事はどうすればいいのか――。
●「声が出なくなっても、できることは、たくさんあるじゃない。一度助けられた命に感謝して、今こそ題目をあげ抜く時よ!」
●〈自分の全細胞を一新させるくらいの決意で祈るのです。六十兆の全細胞ひとつひとつの薬王菩薩をたたき起こして、発動させるのです。〉(名誉会長)
 その烈々たる言葉に、熱い思いがだきるのを感じた。心に広がっていた後悔の念が、闘志へと変わっていく。
 “祈りで、がんに打ち勝ってみせる。この体、この声で、師匠や同志に「勝ちました」と報告してみせる!”
●そして迎えた10月19日の手術当日。同志の祈りが、一つ一つの細胞に染みこんでいくような気持ちだった。やがて、全身麻酔で深い眠りに落ちた。
 次に聞こえてきたのは、執刀医の声――。
 「がんの大きさを見て手術内容を切り替え、声帯を残しました。心臓も、全く問題ありません」
●高橋さんは心で万歳を叫んだ。その喜びが、涙となってほおを伝った。
●「一度は声を失いかけた私ですから、自分にしか語れない言葉があることを、強く実感するんです」
 この体で、この声で、今度は自分が励ましを送っていく。それが何よりの恩返しになると、強く心に決めている。

〈取材を終えて〉
●何かに直面した時、自分を支えてくれるのは――。家族や同志の励まし、さらに、目立たずとも積んできた「心の財」なのではないか。誰が見ていようがいまいが命を磨く。地道に人を励まし続ける。そうした生き方そのものが、辛苦の時に一番の力をくれるのではないか。
 「たとえ身は病んでも、『信心が健康』であるならば、『幸福』の境涯は揺るがない」との池田名誉会長の言葉を思う。
      *
●再発がんと闘ってきた、忘れられない人が、ほかにもいる。北海道札幌市の加藤君(10)。4歳の時、右前頭葉に7センチの悪性脳腫瘍が見つかり、2度の手術、化学療法、限界までの放射線治療。それでも脳幹の近くに再発。医師は「後は自宅で思い出を……」と目を伏せた。
 その時、母はわが子が治療中につぶやいた、「ボク、勝つから」という一言を思い出す。
 絶対勝つ――それは加藤さん夫妻の、日ごろの口癖だった。“たとえ可能性がゼロであったとしても、そこに可能性をつくるのが信心”。大切にしてきた生き方を、土壇場でわが子が思い出させてくれた。夫妻は再び真剣に祈り始めた。
 加藤君はその後、劇的な回復を遂げた。現在、小学5年生。今年の初頭、北海道から記者に届いた年賀状には、また少し大きくなった手形が、黄色い絵の具でバシッと押されていた。


【親が子に語る物語 誠実第一の周公旦 まごころと礼儀をつくす人に】
●「国をまとめ、多くの人びとを、幸せにするということは、とてもたいへんな仕事だ。自分ひとりの力では、とてもできない。ちえと力のある、たくさんの人を集め、心を一つにしなければ、できないのだよ」
●「ある日。わたしがふろに入っていたとき、つぎつぎと、3人のお客がたずねてきた。わたしは そのたびに、手ばやく かみをしぼって、ふろからあがり、身なりをととのえて お客に会った。また別の日。食事中に3人のお客がきた。その時も、3回、口の中の食べ物を、はき出して、口をきれいにして、お客に会ったんだよ」
●「たずねてきてくれたお客を、こちらのつごうで待たせることは、失礼にあたるからね」
●「上に立つ者は、小さなことに、もっとも心をくばらなければならない。すこしでも、えらぶる心をもつと、人の心は、たちまち、はなれていってしまう。そうなったら、国をまもることも、さかえさせることも、できないんだよ」
●「お前も、けっしておごり高ぶる心を、もってはいけない。どんな小さなことにも、まごころと れいぎを つくしていくことだ。そうすれば、多くの人が心をひらく。そして、心が一つになれば、国はさかえていくんだよ」
●「わかりました、お父さん!」
●周公旦の、人を思いやる、誠実と礼節の心は、その後も、多くの人びとに語りつがれ、うやまわれたのです。

〈おうちの方へ〉
日蓮大聖人は四条金吾に与えられた「崇峻天皇御書」で、四条金吾が短気をおこすことを戒められて、「周公旦と申せし人は沐(もく)する時は三度握り食する時は三度はき給いき」(御書1174ページ)と、慎重で謙虚な姿勢を学ぶよう教えられています。
 社会の中で誠実に、謙虚な態度で人々と接していくことが、仏法者として重要であることを、子どもたちに伝えていきたいものです。


【週間テレビ番組ガイド セレクション】
●TBS系では、「ぼくたちのアース〜オーストラリア・トレス諸島 感動の出会い旅〜」(前9・55)を17日(月)に放送する。
●天も地も人も輝く島の“宝”に感動
●宝石のようなサンゴ礁の島々、原始時代から続く森林
●訪れたのは、照英と浜田龍臣