皆が「青年の心意気」で前進!

2012年9月18日(火)更新:2
【師弟の大道を歩む 新しい力で時代を開け!(63) 皆が「青年の心意気」で前進! 御聖訓「年は・わかうなり福はかさなり候べし」各部一体の団結で広布拡大を】
杉本 今年は17日が「敬老の日」です。池田先生は“年を重ねること”についてこう述べておられます。
 「『老いる』ということは、その分、『生き抜いてきた』ということです。それは、自らの寿命を使って、家族のため、社会のために、働いてきた証しです。一生懸命に、子どもたちを育み、地域に貢献してきた尊い年輪なのです」「一日を飾る真っ赤な夕焼けは、余情も豊かに明日への希望を贈ってくれます。同じように、次の世代を照らす、最も人間らしい生命の美しさが光り出すのが、人生の総仕上げの時です」
正木 学会では多宝会、宝寿会(東京)、錦宝会(関西)の皆さんが、「第三の人生」を喜々として歩んでおられます。

〈信心に「引退」なし〉
橋元 「多宝」の名は、法華経の「多宝如来」に由来します。大地から涌現した宝塔の中で、多宝如来法華経を賛嘆し、真実であると証明します。生き生きとした多宝会の皆さんの姿自体が、妙法を賛嘆する「多宝の証明」です。
棚野 アメリカでは、多宝会を「ゴールデン・ステージ・グループ」と呼んでいます。“金の舞台”という名前が、人生の充実期を生きる多宝会の皆さんを象徴しています。
原田 仕事に定年や区切りがあっても、信心に引退はありません。自分らしく友情を広げ、「生涯青春」の気概で広布拡大に歩いてくださる多宝会の皆さんは、全同志の模範です。
杉本 「年は・わか(若)うなり福はかさなり候べし」(御書1135ページ)です。信心に励むことで年々に若々しくなり、福運に満ちていくとの仰せです。
正木 皆で心しておきたい御文です。池田先生は「広宣流布に戦えば戦うほど、若くなる。福徳が増していく。学会活動ほど、尊く、有り難いものはない」「過去にこれだけやったという慢心。新しい挑戦を避ける臆病。若い人への遠慮。そんな心の隙間に“老い”は忍び寄ってくる。最後まで戦い続ける人が、一番偉い」と言われました。
原田 皆が青年の心意気で進む。それが「創価青年学会」の姿です。
吉井 一方で、季節の変わり目となり、一日ごとに寒暖の差が出てきますので、体調管理を万全にしていきたいと思います。

〈思いを率直に語る〉
棚野 青年部はこの夏、折伏・弘教と友情の拡大を勢いよく進めてきました。男子部では創価班・牙城会大学校生が拡大の先頭に立って走っています。
橋元 東京・世田谷太陽区に、世界大会で優勝したレゲエダンサーの牙城会大学校生がいます。数年前、母親の病気で悩んでいた時、学会に入会しました。大学校で初めて仏法対話に挑戦しましたが、何を語っていいのか分からず、戸惑いました。ただ真剣に友人の幸福を祈り、自分の体験と師匠の偉大さをありのままに語りました。真っすぐな言葉が友人の心に響き、入会を決意してくれ、御本尊流布できました。
 彼はさらなる仏法対話と仕事での勝利を決意。その後も2人に弘教でき、仕事では1万人規模の野外イベントやDVDのプロデュースなど活躍の舞台を広げています。いま、女手一つで育ててくれた母親を幸せにしたいと願い、仏法対話を続けています。
杉本 何より、自分が感じたままを率直に語ることが大切ですね。
棚野 東日本大震災の被災地である仙台・宮城野本陣区の創価班大学校生は、感音性難聴で両耳がほとんど聞こえず、人付き合いが苦手でした。10年前に入会して信心に励むと、自分の障がいを生かそうと思えるようになりました。今年、大学校に入校し、皆に信心の喜びを伝えたいと祈り抜くなか、入会直後から対話してきた友人から連絡が来ました。以前“もう二度と信仰の話をしないで”と言った友人ですが、仕事の悩みを打ち明けられました。誠実に悩みを聞き、仏法対話と勤行指導を重ねた結果、友人は入会しました。
 この大学校生は昨年、念願だった整骨院を開業し、仮設住宅の方々をはじめ皆さんの心身のケアに取り組み、評判を呼んでいます。
正木 戸田先生は「折伏すれば信用が残る」と言われました。幸福を願う気持ちが友の心に残り、時が経って対話が結実するという、素晴らしい例です。
吉井 いま女子部で最も輝いているのは、7月に誕生した華陽リーダーです。滋賀・草津太陽圏のある華陽リーダーは、一家で一人だけ信心していたお母さんの姿を見て、高校2年の時に入会。信心で自分の病を乗り越えることができ、その確信を友人に語ろうと対話に挑戦しました。幼なじみの友人と一緒に座談会に参加し、地域の同志の応援もあって、友人は入会を決意してくれました。
 彼女は、仏法対話の模様を白蓮グループの会合で報告することになりました。その彼女の原稿を、偶然、未入会のお父さんが読み、友人を思う娘の真心や信心への純粋な姿勢に感動。何と、お父さんも自ら入会を決め、友人と同じ日に2人揃って入会しました。
杉本 一人の女子部員の誠実な姿は一家にも地域にも希望を送ってくれます。
原田 老若男女の皆が師匠のもと、広布のため心一つに団結しているから、学会は大前進できます。青年からは若さと勢い、壮年・婦人と多宝会の皆さんからは確信と智慧を出し合い、仲良く進んでいきたい。
   (聖教新聞 2012-09-17)