偉大な平和哲学を未来へ―アムルス理事長

2012年9月18日(火)更新:4
【南米ペルー工科大学に池田大作講堂が誕生】
●青年を励ますSGI会長を収めた映像などが上映され、感動が広がった
●南米・ペルー共和国のペルー工科大学に、創価大学創立者池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の名を冠した「池田大作講堂」が誕生した。同講堂は、新たに完成した大学院棟のメーン講堂として活用される。オープニングセレモニーは8日(現地時間)、ペルー工科大学創立者のロジェル・アムルス理事長夫妻、エンリケ・ベドヤ学長をはじめ、200人の来賓が列席し、盛大に挙行された。
 「本日は、わがペルー工科大学の創立15周年の記念の日であり、池田SGI会長の恩師・戸田第2代会長が歴史的な原水爆禁止宣言を行った日――すなわち、SGIの平和運動の原点となった日であります!」
 司会者の発表に万雷の拍手が高鳴る。
 1997年、同国初の工科大学として開学したペルー工科大学。高度な専門性を持つ産業システム工学部や電子工学メカトロニクス学部、船舶海洋工学部などを設置し、革新的な情報技術と社会奉仕の情熱を備えた指導者の養成を目指す。
 あいさつに立ったベドヤ学長は、SGI会長の世界平和の業績と人間主義の思想を紹介し、大学の中心講堂にSGI会長の名を冠する喜びを語った。
 続いて、ロビーに掲げられた「池田大作講堂」のプレートが除幕されると、ひときわ大きな拍手が沸き起こった。
 ペルーSGIクリスティアン・コルンブス未来部長がSGI会長の謝辞を代読。
 その中でSGI会長は、“一人でも多くの青年に教育の機会を”と行動する、アムルス理事長の功績を賞讃。平和創造の逸材を輩出するペルー工科大学と共に「教育の勝利」「人間精神の夜明け」を開きゆく決意を表明した。
 アムルス理事長は、本年5月、SGI会長に「名誉博士号」を「名誉教授称号」を授与するために来日した思い出を述懐。「創価大学で学生たちと触れ合い、池田博士の教育への情熱を全身に感じることができました」と語った。
 さらに理事長は力を込めた。
 「池田博士の平和哲学を未来に永遠に伝え残したい――その思いが本日の式典に結実しました。偉大な博士の名前を冠することにより、3万5000人の学生が博士の思想と人格を知り、その著作を通して、人生の向上を目指し、意欲に燃えて進むことができます」
 「博士の思想・哲学を深く学び、南米をリードする、社会貢献の有能な人材を送り出していけることを誇りに思います!」
   (聖教新聞 2012-09-18)