広布に進む功徳が故人への供養

2012年9月20日(木)更新:3
【師弟の大道を歩む 新しい力で時代を開け!(64) 全国で秋季彼岸勤行法要を開催 広布に進む功徳が故人への供養 「現場第一」の公明党に評価】
杉本 22日の秋分の日は、彼岸の中日です。この日を中心に、各地の墓地公園、納骨堂、会館で秋季彼岸勤行法要が行われます。
原田 亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、追善回向の題目を心から送っていきたいと思います。また、法要の運営にあたってくださる方々には、いつもお世話になり、ありがとうございます。
杉本 日蓮大聖人は、夫を亡くした妙心尼へのお手紙で次のように記されています。
 「法華経の題目をつねは・となへさせ給へば此の妙の文じ(字)御つかひに変ぜさせ給い・或は文殊師利菩薩或は普賢菩薩或は上行菩薩或は不軽菩薩等とならせ給うなり……さばせかいの事を冥途につげさせ給うらん」(御書1484ページ)
 故人へ真心から題目を唱えるならば、「妙」の字が亡き夫への使いに変わり、この娑婆世界のことを故人に伝えてくれると述べ、題目が必ず故人に通じると仰せになっています。
正木 広宣流布に日々前進している同志の題目こそ故人に通じる。この点に大聖人の御精神があります。
橋元 一方で日顕宗は“坊主が拝まなければ故人は成仏しない”などと言っているが、そんなことを大聖人が仰せになったことはない。供養集めを企んだ、とんでもない邪義だ。
棚野 こうした日顕宗の坊主たちの醜い姿にあきれて、今年も多くの法華講員が脱講している。


〈追善と誓願の題目〉
正木 題目を唱え、広布のために行動する中で得た功徳を故人へ回らし向ける。これが回向の意義です。
吉井 池田先生は学会の法要について、こう語っておられたことがあります。
 「学会の勤行法要は、まさに大聖人の仰せ通りの追善の儀式である。そして参列する人が平等に祈願する場であり、皆が生命に刻んできた大功力を回向する場である。妙法の大功徳の音声が、力強く大宇宙に遍満しゆく壮大な会座である。さらに学会の勤行法要では、故人の追善とともに、互いに広宣流布を決意し合う誓願の題目が唱えられている。その題目の福徳で、各人の『宿命転換』と『人間革命』がいやまして進んでいくのだ。題目は、亡くなった方だけでなく、共に生きゆく人びとにも回向される」と。
原田 法要は、故人を偲び、追善の題目を唱えるとともに、故人の遺志をついで、勝利の人生へ決意を新たにする場です。ますます深い決心で広布のために生き抜いていきたい。


〈真面目で よく動く〉
棚野 さて政界では、各党で党首が任期満了を迎え、また新しい政党の動きがあるなど、連日、政治関連の話題が大きく報道されています。
正木 私たち国民にとって大切なのは、「どの党や議員が一番、国民のために仕事をしているのか」を見極めていくことです。
橋元 選挙が近づけば“バラ色”の公約ばかりを並べるが、結局、「実現力」もなく、国民との約束を守れないような政党や政治家は、まったく信用できません。
棚野 長引く不況の中で、国民生活は“まったなし”の苦境が続いています。それなのに権力争いの政局に終始する状態に、国民の不信は深刻なものがあります。
杉本 そのなかで公明党は、地道に、コツコツと実績を積み上げてきました。「国民の幸福のため」という一点で、筋を通して行動しています。
吉井 政治評論家の森田実氏は、こう語っています。
 「各地方で起きている動きを正確に把握できる政党は、今や公明党だけ」「私は、公明党は他党に比べて圧倒的によくやっていると思います。たとえば、福島では十八歳以下の医療費無料化などの福島復興特別措置法を成立させたり……政党として初めて原発事故現場を視察するなど現場第一主義を貫いています」(「第三文明」10月号)
橋元 慶応大学教授の草野厚氏も次のように評価しています。
 「公明党自公政権時代に十年間の与党経験があり、政策通など人材が育っています」「議員としてもっとも重要な真面目さがあります。個人的に知っている公明党の国会議員、地方議員もいますが、真面目でよく動いていますね」(同)
棚野 明治大学大学院教授の青山やすし氏は、かつて東京都副知事として、公明党の議員と接した時の経験などを踏まえ、こう述べていました。
 「地域社会の活性化に大きな役割を果たしうる存在は公明党」「たいていの議員が大学ノートを持ち歩き、地域の課題や住民のニーズをびっしりと書き込んでいた。吸い上げた要望を国政の場に届け、地域の実態に即した政治を展開している。机上の空理空論や、一時のムードに振り回されないことが公明党の強みであり良さではないだろうか。全国津々浦々の地方議員が集めた『住民の声』によって立つ公明党には、政党政治の本質を頑固に守る強みがあるように思う」(「潮」8月号)
原田 見る人は見ています。とくに地方議員と国会議員あわせて約3000人の「チーム力」は、他党にはない強みです。生活の“現場”を知っているから、地に足のついた政策を立案し、着実に実行できます。
正木 公明党は、これからも政局ではなく、真に国民のため、未来のためになる政治を貫き通してもらいたい。
   (聖教新聞 2012-09-20)