「白ゆり長」誕生8周年――師弟共戦の誓いを新たに

2012年9月24日(月)更新:2
【社説】
 評判のお好み焼き店を夫婦で切り盛りする大阪の婦人。重い病と闘う夫を献身的に支える東京の友。福島で震災復興応援コンサートを企画・主催し反響を呼んだメンバー……。
 本紙の信仰体験には、連日のように、自身の使命の場で奮闘する全国の白ゆり長、副白ゆり長の友が登場する。いずれも、広布の第一線で一歩も引かずに戦う、庶民の王者の皆さまである。家庭と地域の“太陽”と輝く活躍のドラマは、枚挙にいとまがない。

〈“なぜ、百合は美しいのか”〉
 「白ゆり長」「副白ゆり長」、そして女性のブロック長である「総白ゆり長」の名称が誕生したのは、8年前の9月のことだ。池田名誉会長の提案が、誕生のきっかけだった。
 「なぜ、百合は美しいのか」
 名誉会長はかつて、随筆につづった。
 ――「それは、生き抜くために、全生命で戦っているからだ」
 花の美しい個性は、自然界での厳しい生存競争に打ち勝つための“知恵の表現”によるともいう。言葉を持たない花でも、芳しい香りやみずみずしい色彩によって、“声”を上げているのだ。
 まして人間ならば――。自らの力の限り、堂々と、明快に声を発していくことは、使命に生き抜き、価値創造の人生を築くためには不可欠であろう。
 白ゆり長、副白ゆり長、総白ゆり長の皆さまは、本紙の配達員「無冠の友」をはじめ、地区の新聞長、書籍長、民音推進委員、会館守る会など、いくつもの役務を兼務している場合が多い。まさに皆さまの声と行動なくして、地域広布の発展はない。というよりも、皆さまの輝く存在そのものが、事実の上で“広宣流布”の実像なのである。

〈強き心、慈愛の心で拡大〉
 名誉会長は呼び掛けた。
 「広宣流布のために、幸福と正義のために、『白ゆり長』が、声も美しく、そして高らかに、戦いゆく姿は、何と崇高なることか! 『白ゆり長』の美しき心、強き心、慈愛の心があって、創価の陣営は拡大してきたのである」(『池田大作全集』第136巻「随筆 人間世紀の光 2」〈創価の宝「白ゆり長」〉)
 この随筆の最後は、「世界一の『白ゆり長』、万歳! 世界一の『副白ゆり長』、万歳! いついつまでも、ご健康で、ご多幸であれ!」と結ばれている。慈愛あふれる師匠の激励を胸に、師弟共戦の前進の誓いを新たにしたい。
   (聖教新聞 2012-09-24)