巻頭言集「栄光への指針」・森と暮らす、森に学ぶ・こころシェルター

2012年9月29日(土)更新:2
【「栄光への指針」デジタル版 名誉会長の「大白蓮華」巻頭言集】
●同書には、2006年3月号の「真実は宝剣なり」から、08年3月号の「民衆の力は無限なり」までの34編が収録されている。ダウンロードは「聖教ブックサービス」(http://seikyobs.jp)から。300円(税込み)。 (聖教新聞 2012-09-27、以下同)


【わが友に贈る】
 誉れのブロック長 白ゆり長に心から感謝。
 皆様の奮闘こそ希望!
 ブロックが盤石ならば 創価城は永遠に発展!


寸鉄
●人類の新たな価値観築くには創価の哲学が不可欠―言論人(アルゼンチン)。誇り高く前進
●きょう「兵庫青年部の日」 常勝関西の希望の星よ! 仰ぎ見る青春の金字塔を
●「いよいよ信心をいたさせ給へ」。さあ これから! 挑戦と向上の炎を燃やせ
●「震災時、家族の集合場所決めている」5割。細かな相談も重要な災害対策

●善とは正義を貫く行動の中に輝く―賢帝(アウレリス)。青年よ 破邪の言論戦で人格磨け


【地域紀行 長野県栄村 震災から立ち上がる】
●「冬の厳しさ」を知ってこそ「春の温かさ」が分かるんだ
●「今回の震災を通して、さらに強く感じたんです。池田先生の春のような温かさを。先生ご自身が、何度も冬を乗り越えてきた人だからこそ、あったかいんだなぁって」


【師弟の大道を歩む 新しい力で時代を開け!(66) 誠実に、忍耐強く、成長を祈り抜け】
●橋元 池田先生は同志の家族への配慮という点で、細かく指導されています。
 「皆、それぞれに家庭の事情がある。食事や就寝時間など、生活の時間帯も、家庭によって異なる。さらに、病気の家族がいるお宅もあれば、受験生がいるお宅もある。また、家族が未入会の場合もある。訪問する際には、事前に連絡をして伺うなどのマナーも、当然、心掛けなければならないし、玄関先で会話をすませるなどの配慮も大切である。また、自宅を座談会場などとして提供してくださっている家庭に対しては、特に、こまやかな心遣いが必要であろう」と。

●棚野 この時期、夕方の時間帯に交通事故が発生しやすくなるそうです。薄暗い夕方は目が慣れていないため、自動車も自転車も、運転にはより注意が必要です。
 杉本 早めにライトを点灯することが大切です。前方が見えやすくなるだけでなく、周りにも自分の存在を知らせ、事故を防ぐことにつながります。
 吉井 また近年、高齢の方の交通事故が多く、交通事故死者数の半分を占めるそうです。
 杉本 今年は、学校への通学途中で子どもたちが事故に巻き込まれる、痛ましい事件も相次いでいます。
 正木 高齢の方や子どもたちに対して、重ねて絶対無事故の声掛けをしていきたい。
 原田 多くの事故は油断という心の隙から生まれます。私たち一人一人が断じて事故を起こさないことを、より強く心掛けていきたい。


【きょうの発心 三代城男子部が新時代を構築】
御書 此の世界をば娑婆と名く娑婆と申すは忍と申す事なり・故に仏をば能忍と名けたてまつる(四恩抄、935ページ・編183ページ)
通解 この世界を娑婆と名づける。娑婆というのは忍ぶということである。ゆえに仏を能忍と名づけるのである。
●娑婆世界で、法華経を身で読み、難をよく忍ぶ人のことを仏というと示されています。
 中学生の時、人間関係の悩みで、つらい日々の連続でした。自己嫌悪や人間不信と戦いながら、懸命に唱題に励むなかで学んだのがこの御文です。
 同時に池田先生の指導も学ぶようになり、その行間から、先生が未来部に寄せてくださっている万感の思いを感じ、心打たれました。次第に”絶対に卑屈になってはいけない。自分はダメな人間ではない!”との確信が持てるようになり、やがて悩みを克服することができました。諦めなければ絶対に壁は乗り越えられると、深く胸に刻んだ体験です。
●「負けるな!」


【環境 聖教新聞本社での講演から 森と暮らす、森に学ぶ 俳優・日本野鳥の会会長 柳生博さん】
●僕は日本野鳥の会会長ですから、鳥の目線で物事を考えます。これを鳥瞰(ちょうかん)と言うんですが、かつての日本列島は、田んぼや小川や湿地が広がっていて、鳥の目から見たら“生命の宝庫”でした。
●森の中へ行くと、平地の生き物と高山の植物が渾然一体となって、すべてが美しい。まるで、大漁旗を振っているように命が躍っているんです。「ああ、ここが僕の魂の置き場だ」と感じました
●75歳になった今、7人の孫に恵まれました。孫たちは皆、2歳にもならないころから、朝になると「じいじ、カサコソしよう」と起こしにきました。木漏れ日が差す林の中をカサコソと鳴る葉っぱを踏みしめて歩いたり、根っ転がったり。葉っぱに埋もれて、ダンゴムシやミミズとたわむれて、ほんとうにうれしそうに遊んでいるんです。


【親子で楽しむ星空ウォッチング 中秋の名月
●夜には少し涼しくなって、やっと秋らしくなってきました。夜空の透明度も増して、いよいよお月見の季節です。今秋の週末、9月30日は中秋の名月です。
●今年の十五夜の月の出は、東京で午後5時14分。日の入りは5時26分ですので、まだ青い東の空に、ぽっかりとお盆のような満月が登ってきます。


【文化 人間の尊厳を守る「こころシェルター」 高崎 正治(建築家) イタリアでの国際建築展に出展中】
●メディアを通して目にした、あの段ボールやベニヤで仕切られた避難所の惨状に愕然としました。後に建てられた仮設住宅もひどい。人間性無視も甚だしいものです。
●大津波の被害にあった岩手県山田町では、命がけで町を守り、全力で人命救助活動をしている消防団の崇高な精神に感動しました。
●わずか一畳でも自分の宇宙を見いだせる、大自然と向き合い、対話できるーーそういう人間と生命に基づく新しい建築を求めて、日々、精進していきたいと念願しています。