キャンパスアカデミックナビ・「困ってる人」の語れる場 他

2012年10月9日(火)更新:3
【社会に平和の哲学を 第42回創大祭 第28回白鳥祭 ケニア・ナイロビ大学一行が来学】
●本年、創大祭は「さあ前進! 勇気と希望の師子の道 創大生よ 勝ち開け!」、白鳥祭は「心清き女性のスクラムで 新時代に光明を放ちゆこう!」をテーマに掲げた。
 学生たちは日ごろの学問の成果を凝縮した展示や各クラブ等による演技などを通して、社会に創価の平和・文化・教育の哲学を力強く発信した。
●「子ども」「女性」「音楽」に焦点を当て、アフリカの持つ可能性を考察。閉塞感に包まれた現代にあって、今こそ“何があっても負けない”アフリカのエネルギー、強さに学ぶべきであると主張した。
●「学問へのモチベーションが高く、内容も素晴らしい。知識と知恵を結びつけ、人間主義に基づいた調和社会を実現させゆく理想がここにあると感じました」(ンジェル人文社会科学カレッジ長)
 「アフリカでの実体験をもとにした展示に心から感動しました。アフリカは難民や紛争といった暗いイメージが強く、ともすればステレオタイプ(紋切り型)な情報で判断されがちです。しかし、皆さんは、若者の視点でアフリカの本質を捉えていました。アフリカこそ可能性に満ちた希望大陸であるという真実の姿を世界に伝えていってほしい」(ワサンバ副文学部長)


西園寺一晃氏が講演〉
●中国が国際社会から孤立していた1968年(昭和43年)、名誉会長が一切の批判を恐れずに「日中国交正常化提言」を発表したことが、その後の両国の友好の礎になったと強調。「大変に勇気のある行動です。この提言を誰よりも理解したのが周総理であったと思います」と語った。
 また氏が国交正常化後、名誉会長に“これからの日中関係で一番大事なことは何か”と質問した折、“青年交流です”と答えていたエピソードを紹介。
 「目先のことに一喜一憂せず、100年、200年先の長い視野で考え、相互理解に努めることがアジアの平和につながります」と青年の活躍に期待を寄せた。 (聖教新聞 2012-10-09、以下同)


【わが友に贈る】
 未入会の家族に 感謝と配慮を!
 広布を支えるのは 温かな理解の心。
 喜びの拡大を共に!


【広布の門を開け!池田華陽会が各地で大会】
●「師の心を胸に、勝利と幸福の実証を」
●吉井女子部長は「今いる場所で必ず勝つと決め、信心根本に挑むことが女子部の使命です。共に成長し、百花繚乱の新たな“人材の華”を咲かせていきましょう」と語った。


【安心の灯台 教育相談室 開設44周年記念の集い】
●相談室は、池田名誉会長の提案を受け、1968年(昭和43年)に開設。以来、全国35ヵ所にネットワークを広げ、来談者は36万7000人を超える。


創価ルネサンスバンガード 静岡でゲスト出演】
●「Night Circus」をテーマに熱演した。


寸鉄
●明「青年学会 勝利の年」へ前進。皆が青年の気概で自身の黄金の歴史築け
●「山口開拓闘争」開始の日 歴史回天の地に師弟の人材城。拡大の潮流を更に
●新会員の成長ありて広布の土台は盤石! 共に祈り動く中で新たな力を育成
日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず―御書。勇敢に堂々と正義を語れ
●公明には政治転換を担う力が―識者。庶民の声を聞き日本再建を牽引せよ


【創造性輝く青春の祭典 創大祭 白鳥祭から】
●「21世紀を対話の世紀へ――“知る”ことから始まる平和への一歩」
●対話こそ平和の王道であり、あらゆる差異を超えて人類を結ぶ力
●戦時中、日本で唯一の地上戦の舞台となった沖縄。人々は雷鳴のように鳴り響く爆撃の中を逃げ惑った。
 この世のものとは思えない地獄絵図を目の当たりにし、二度と戦争を起こしてはならないと誓った仲程さんは「戦争は人が起こします。戦争を起こす人は魔物です」と強調。
●「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」
●使命ある限り生き抜いて、「命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)」の心を伝えたいと述べた。


【今春の卒業生の名盤を序幕 創立者のメッセージ】
●「何があっても、断じて負けるな!頭(こうべ)を上げて胸を張り、朗らかに忍耐強く、断固と一歩前進を!」


【キャンパスアカデミックナビ(15)法律家の要件は人間への慈愛と洞察力 創価大学法学部】
〈卒業生に聞く〉
●2001年から、全国に先駆けて「全件付添人制度」を推進しました。家庭裁判所に送致され、少年鑑別所に入所した少年全員に弁護士を派遣するものです。審判付き添いだけでなく、子どもの性格や家庭環境等を考慮し、更正へ向けたアドバイスもできるようにしました。この運動は全国へ広がり、2007年の少年法改正で、重大事件には国選の弁護士付添人が付くように定められました。
●司法試験に合格した際、創立者から「勝ったね」「これからだからね」と激励をいただきました。自分を信じてくれている人がいる!――この一点が、どれほどの力になったことか。子どもたちとじかに接する時間は短いですが、誠実に、同じ目線に立ち、「信じられる大人がいる」と実感してもらいたいと思っています。今後とも、常に「これから!」と自身に言い聞かせ、決しておごらず、人々の悩みに寄り添う弁護士として、「未来の宝」の健全な成長と幸福のために尽くし抜きます。
●日米の弁護士資格を取得
外資系企業・海外の会社が日本で事業活動を行う際の契約や手続き等の支援をはじめ、企業の設立、外国企業と日本企業との合併、業務提携の法律的なアドバイス等を行います。
 弁護士というと“紛争が起きた後”に登場し、裁判所で解決するというのが一般的なイメージかもしれませんが、私の担当では“紛争が起こる前”に法令遵守コンプライアンス)の道を示し、紛争を事前に回避する役割も併せ持ちます。弁護士の業務は多彩ですし、これからもっと増えていくでしょう。


【文化 「困ってる人」の語れる場 大野更紗
●「支援者―被支援者」の関係は、決して一方的なものではありません。
●いかなる状況でも、そこで人が生きている限り、生活の営みがあります。つらい思いもすれば、笑ったり遊んだりもするわけです。
●誰でもそうですが、大上段から道徳とか正義とかを振りかざしたくなります。「難民はかくあるべし」「被災者はかくあるべし」、同じように「障がい者はかくあるべし」「シングルマザーはかくあるべし」と無意識に相手を型にはめてしまいがちです……。
●どんな被災を経験しても、どんな事故に遭っても、どんな病気になっても生きられる――多様な価値観を認め、フェアな社会に住んでいるんだという希望を提示することが、28歳の私にできる、せめてもの大人としての責務ではないかと痛切に感じています。
●つらいことを、家族にも語れず、ひたすら我慢してひとりで抱えている方も多くいらっしゃる。そういう、これまで語る場も言葉も持たなかった人に、言葉にする場を提供するのが、言論の重要な仕事であると思っています。
●言葉は役に立つ
●言葉を使うことで希望が生まれる
●「普通の人たち」が既に潜在的に持っている力をつなげてエンパワーするのも、言葉の仕事のひとつだと思います。ひとりで生きてきたとか、ひとりで何事かを成しえたと思ったことは、一度もありません。いつも他の人に助けられ、他の人の姿に勇気づけられ、これまでやってきたように思います。


【あおぞら家族】
●もう愚痴や文句は言わないことにしたの
●福運を消したくないものね
●わざわいは口より出でて身を破る
●私には勇気を出して破りたいものが
●何?
●勇気は心より出でて殻を破る――でいくわ
●あっ それいい私も!