橋を架ける・本部幹部会から・親が変わると子どもも変わる! 他

2012年10月11日(木)更新:4
【わが友に贈る】
 小さなことにも 即座に反応せよ!
 そこに誠実さが光る。
 電光石火の行動こそ 勝利と発展の道! (聖教新聞 2012-10-11、以下同)


【名字の言】
●「文は人なり」という。文に人の心は表れる。心を込めた文は、人の心を動かし、磨いていく。そうした経験を重ねた分だけ、より豊かな人生を送ることができる。(仲)


寸鉄
●多様な文化を結ぶSGIは世界平和の縮図―学長(フィリピン) 草の根の人間連帯は盤石
●上辺だけの言葉は相手に伝わらぬ―詩人(シェリー)。青年よ正義打ち込む言論勇者に
●今いる所が「よきところ」と御聖訓。感謝と歓喜の信心で幸福の花咲かせよ
●安心・安全な街作りの日。地域の連携こそ防犯のカギ。自ら進んで声掛けを
●深まる秋。体調管理に呉々も留意を。知恵と工夫で充実の日々を勝ちとれ


【橋を架ける SGI会長と法華経展 無限の希望の大哲学を世界へ】
●「法華経は、無力感を打ち破る宇宙大の『心の秘宝』を教えている。宇宙大の大生命を呼吸しながら、はつらつと生きる人生を教えている」
 「人間が目的となり、人間が主人となり、人間が王者となる――根本の人間主義が『経の王』法華経にはある」(『法華経智慧』)
 池田SGI会長は、こうした法華経の平和と共生の哲学を縦横に論じ、世界の識者と語らいを広げてきた。
●「法華経の根底に流れる人間主義の哲学を現代に蘇らせたのが池田SGI会長である」(スペインの応用言語学の権威、カルロス・ルビオ博士)
●「極端な物質主義と科学技術崇拝に覆われた現代にあって、SGI会長が体現する寛大な精神を、人々は求めている」(インド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長)


京都大学大学院 文学研究科 吉田豊 教授》
●私の研究分野のソグド語や、ホータン・サカ語などの写本は、日本では見ることができない、大変に価値あるものです。どの展示物を見ても、当時の人々の「熱誠の思い」が伝わってくるようでした。
●当時は、多くの庶民が文字を読めない時代です。その人たちに、絵画イメージの形で、法華経の教えを広めようとした努力をしのぶことができます。
 ちなみに、今までシルクロード周辺で見つかった経典写本のうち、多くが法華経です。人々にとって、法華経がどれほど大切であったかが分かります。
●民族、習俗が違っても、人の生活や、基本的な考えは通じ合っているものだと思います。その交流の有様(ありよう)をうかがい知ることのできる、大変、価値のある展示だと思います。


創価大学 国際仏教学高等研究所 辛島静志 所長》
●水が砂漠に染み込むように、法華経がそれぞれの民族の心に染み込んでいった跡が、“法華経展”を見ればよく分かります。
●しかし、時代が下がるにつれて保守化し、仏教の中に、権力者など特別な人しか救われないという考えが広がっていきました。
 そこに“そうではない!釈尊の思想に帰れ!”と声を上げたのが日蓮大聖人でした。まさに「仏の智慧ルネサンス」です。
 私は、この「ルネサンス」が現代にも展開されていると思うのです。
 法華経は、さまざまな地域で、さまざまな時代の思想や文化を取り入れてきた「生きている経典」です。法華経の根幹にある「誰もが仏の智慧を得られる」「得るように努力すべき」という精神がしっかりと受け継がれ、法華経が「生きている」ことを鮮明に感じさせる展覧会です。

◆「法華経 平和と共生のメッセージ」展
 11月4日まで土・日曜日開催 神戸 関西国際文化センターで


【新時代第61回本部幹部会 ニューパワー大会 女子部華陽リーダー大会から(要旨) 2013年のテーマ「青年学会 勝利の年」】
《原田会長》
●池田先生は、総本部完成の意義を、「創価の建築は、まさしく師弟の金城であり、鉄壁の結合の象徴といってよい」とつづられ、そして、全同志に、こう呼び掛けられました。
 「わが友が、家庭でも、職場でも、地域でも、汝自身の堂々たる勝利の城を創り上げていかれることを」と。
 御聖訓には「城の主剛ければ守る者も強し」(御書979ページ)と仰せです。学会は、人材こそが城であり、一人一人が「城の主」であります。
 全同志が若々しき青年の気概で、わが人生に「勝利の城」を、わが地区に「人材の城」を築き上げ、それをもって、総本部完成を荘厳してまいろうではありませんか(拍手)。
●ニューパワーの一人一人と会い、励まし、共に祈り、共に戦ってまいりたい。その中で、私たちもまた、自分自身のニューパワーを引き出し、ともどもに成長してまいりたい。


《棚野青年部長》
●数年前、あるアパートに住んでいた私は、隣に住む青年と度重なる騒音問題などで険悪なムードに。対立が長引き、“この人には仏界がないんじゃないか”と愚かなことを思ったこともありましたが(笑い)、真剣に仏法対話に挑戦した結果、折伏が実ったのです。
 入会のきっかけは、購読を勧めていた聖教新聞でした。読んでくれていないのではないかとの想像に反し、“池田先生はすごい”とひそかに思っていたそうです。外面だけで判断していた自身の未熟さを恥じるとともに、一念は必ず通じることを学ぶことができました。
●御書に「仏になるみちは善知識にはすぎず」(1468ページ)とある通り、信心を深め、幸福になっていくには、自身を勝利へと導く、良き師匠、良き同志が必要です。学会こそ、自らを成長させてくれる世界一の善知識なのです。
●私たち青年が夢を抱ける社会を築けるかが最大の課題です。こういう時だからこそ、未来を決める政治に対して、青年が目を光らせ、声を上げていくことが大変に重要なのです。


《吉井女子部長》
●御書に「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」(1295ページ)と仰せの通り、どんな厳しい環境も、信心を根本に挑めば、「使命の舞台」となり、「人間革命の道場」となることを確信します。
●池田先生はつづられました。
 「『華陽』という名前は、光り輝く『太陽』に照らされながら、人びとの心に限りなく神々しい感動を贈りゆく『華』を象徴したものだ」と。


《心磨き一流の工芸職人へ 石川・輪島市 男子地区リーダー》
●信心は、弱い人がやるのではない。より強い人になるためにやるんだ。社会から逃げるためにやるのではない。社会で信頼されるためにやるんだ
●さまざまな困難がありましたが、一人の人を幸福にするために、こんなにたくさんの人の祈りや行動があることを知り、自分を折伏してくれた小路さんへの感謝の思いがさらに深くなりました。
●自分にしかできない使命を、自分らしく果たし抜いていく決意です。


【家庭・教育 親が変わると子どもも変わる!】
〈生き物を慈しむ心〉
●ある夏の日のこと。太陽が照りつけ、あちこちの木々からセミが「ミーン、ミーン」と周りの音をかき消すほどの声で鳴いていました。夏バテで疲れた体で仕事に向かう私は、イライラした口調でつい「朝からうるさいセミやなー」と言ってしまいました。
 その時、息子が「お母さん、そんなこと言ったらあかん。セミさんは、やっと夏が来て喜んで鳴いてるんやから」と言ったのです。私はハッとしました。本来なら親が教えるべきことを息子から教わるとは思わなかったからです。
 驚くと同時に、生き物を慈しむ心が育っていることが分かり、うれしく思いました。反対に、私の余裕のなさや、何の関係もないセミに八つ当たりする境涯の低さを恥ずかしく思いました。息子の成長に負けないように心を磨いていこうと思えた大切な出来事でした。