“希望の社会”築く決意

2012年10月13日(土)更新:3
【池田名誉会長の連載「わが教育者に贈る」に学ぶ】
 現在の高校に赴任して、30代の若さで生徒指導部長に。窃盗や暴力等、子どもたちの負の部分と真正面から向き合ってきました。
 池田先生の、いじめは「いじめる側が100%悪い」との指針は、自身の最大のよりどころとなっています。生命の尊厳を説く仏法の生命観から照らし出される、揺るぎない指針と確信します。
 保護者と新入生が一堂に会する場では、必ず「本校ではいじめや暴力は絶対に許しません!」と訴えてきました。
 ある時、中学時代にいじめに苦しみ、高校生活に不安を抱えていた生徒がやって来て、泣くのです。「いじめは絶対に許さないと本気で言ってくれたのは、先生が初めてです」と。逆に励まされました。彼は元気に高校生活を送り、希望の進路を勝ち取り、卒業していきました。
 今回の連載で先生は「人間教育の不撓不屈の魂が脈打つところ、いかなる壁が立ちはだかろうと、必ず突破できることを、私は信じてやみません」「希望に燃えて、新しい教育の勝利の扉を開きましょう!」と、私たち教育本部に最大の激励を送ってくださいました。どんなに厳しい現実があろうとも、師匠と共に必ず「勝利の歴史」を開き、断じて希望あふれる社会を築こうと、あらためて深く決意しています。〈札幌市 44 高校教諭〉
   (聖教新聞 2012-10-13)