アフリカから決意の声・随筆・トインビー対談40周年に寄せて 他

2012年10月20日(土)更新:2
アメリカ・クールバレー市 池田大作SGI会長に名誉市民証】
アメリカのミズーリ州セントルイス郡クールバレー市から、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉市民証」が贈られた。
 世界平和の促進への多大な貢献を讃えたものである。
 晴れの授与式は9月26日、同市の市庁舎で挙行され、ビオラ・マーフィー市長からアメリカSGIの代表に宣言書が手渡された。
 詩人のT・S・エリオットや作家のマーク・トウェインらを生んだ“文化の都”ミズーリ。同州の東部に位置するクールバレー市は、美しい木々に彩られた詩情豊かな天地であり、中間年齢が36歳(2010年調べ)の”青年の街”としても知られている。
 同市のSGIメンバーはSGI会長の社会貢献の精神を模範として、地道な地域活動を行ってきた。
 5年前には、市と協力して近隣のパトロールプログラムを発足するなど、安心と信頼の輪を広げている。
 宣言書には、次のように綴られている。
 「池田大作博士は、非暴力によって社会を変革し、60年以上にわたって、平和と正義のための運動を継続的に展開されました。
 そして、世界市民、寛容性、人権の尊厳の旗を掲げながら、対話と現実的な努力によって、人類が直面する地球的課題に取り組んでこられています」
 式典では、マーフィー市長があいさつ。仏法者として平和・文化・教育の哲学を基調に人々の幸福に生涯を捧げてきたSGI会長の業績を賞讃した。
 その後、宣言書が読み上げられると、会場には大きな拍手が響きわたった。 (聖教新聞 2012-10-18、以下同)


【わが友に贈る】
 広布の決意みなぎる 歓喜と和楽の座談会。
 会場提供者に深く感謝!
 周辺にも細心の配慮を。
 本年の総仕上げへ出発!


【人民日報・海外版特別増刊号「池田大作日中友好のあゆみ」】
●中国を代表する日刊紙「人民日報」の海外版「日本月刊」が、日中国交正常化40周年記念の特別増刊号「飲水思源――池田大作日中友好のあゆみ」(発行人=呉暁楽日本新華僑通信社代表取締役)を発刊した。
●発刊の辞では、国交正常化に際して周総理が述べた「飲水思源」(水を飲むとき、井戸を掘った人の恩を忘れてはならない)との言葉を通し、「池田氏は、中日友好の井戸を掘った一人であり、1968年9月8日の『日中国交正常化提言』を源として国交正常化への歴史的な流れができたことは、周知の事実」と強調。
 「池田氏の中国観及び日中友好に果たした40数年間の足跡を包括的にまとめ、両国の幅広い読者に伝えたい」と記されている。
 「国交正常化に貢献した友好の先達は数多い。では、なぜ今、池田大作氏の特集号か」――。
 ショウホウ編集長は、その理由として、(1)命の危険を顧みず、勇気をもって日中国交正常化提言を発表したこと(2)創価学会という民間団体が長きにわたり日中友好を貫いてきたこと(3)新中国建国後の歴代の国家指導者全員と親交を深めてきたこと――の3点を列挙。
 「永遠なる友好交流を支えるのは、何よりも民衆と民衆とを結ぶ“心の絆”である」と訴えている。
 オールカラー84ページ。定価600円(税込み)。


【座談会から勇気の前進 原田会長は東京 北区へ】
●「題目根本に勇躍歓喜の大行進を」と語った。


寸鉄
創価教育は開かれた眼(まなこ)と社会貢献の心を育成する―学長(カナダ)。世界市民の揺籃
民音創立記念日。海外交流は105カ国に。文化で結んだ友情の絆は未来へ
●京都の日。使命を果たす人生は晴れやか! 地域の繁栄へ威風堂々の大行進
羅針盤さえあれば時代の嵐など大したことはない―文豪(ユゴー)。信心根本で勝て
●被災経験ある人ほど非常食常備と。もしもの備えが減災の要。教訓生かせ


SGI会長の「若き君へ」を読んで アフリカから決意の声(下) 私たちが「アフリカの世紀」の主役!】
●私たちの決意や手紙に、先生は電光石火で返答してくださり、また、研修会に参加できなかった青年にまで激励してくださる先生の行動を垣間見て、私も日々の生活の中で、こまやかな心配りをしていかなければならないと教えていただきました。先生のあふれる慈愛と真心に必ず応えていきます。(ガーナ、男子地区リーダー)
●職場では、さまざまな困難に直面していますが、研修会に参加したおかげで、“なぜ困難に直面しているか”が明確になり、この状況を必ず変えることができると確信できるようになりました。大変な状況下で、毅然としていられることに感謝しています。
 先生の真の弟子として、必ず職場で実証を示し、先生に勝利の報告をします。(モーリシャス、男子部員)
●私は先生の心を求めて訪日しました。そんな中、先生との出会いを刻むことができ、大変に感動しました。
 コートジボワールの同志と共に、異体同心の団結で、コートジボワール中に、先生の真心を広めていく決意です。(コートジボワール、男子部グループ長)
●先生の構想を実現できる弟子に成長できるよう、さらに強く祈り、実践していく決心です。(マダガスカル、女子部員)
●「若き君へ」を「世界平和の日」である10月2日付の聖教新聞に掲載してくださったことは、私たちにとって、大変に意義深いことです。(ガーナ、ゴドヌー理事長)


【イタリア 創価教育同窓 家族の集い】
●「青春時代の誓いのまま、使命の道を歩みます」


【随筆 我らの勝利の大道〈85〉 新しき熱と力を!(上) さあ!「青年学会勝利の年」へ 無限の可能性を信じ一人立て!】
●新たなる 歴史を開けや 青春道

 満々たる「ニューパワー(新しき力)」をみなぎらせながら、新たな「創価」の大前進は始まった。
●「皆さんの行動次第で、新しい社会が生まれてくるのです。皆さんが今の社会を変革し、ぜひ、新しいアイデアで、新しい世界を創り上げていただきたい。これが私の夢です」(国際通信社IPSのサビオ名誉会長)
●「創価」すなわち「価値創造」しゆく青年力こそ、人類の希望なのだ。
 二0十二年「青年学会拡大の年」から
 二0十三年「青年学会勝利の年」へ――。
 学会は、いやまして青年力の勢いを増し、異体同心の創価家族の連帯で、断固と勝ち進んでいくのだ。
 「仏法と申すは勝負をさきとし」(御書一一六五ページ)である。
 私も、今のヤング男子部の友と同じ年代の時、恩師の事業難を懸命に打開する戦いの中で、この御聖訓を拝して、日記に綴った。
 「今月も、自分に勝ち、境遇に勝ち、社会への前進の勝利をしるしたい」と。
 試練の烈風に向かって「自身に勝つ」青年が一切の勝利を開くのだ。

〈“華陽”の青春乱舞〉
日蓮大聖人は、南条時光のお母さんに、こう語りかけておられる。
 「此の経を持つ人は百人は百人ながら・千人は千人ながら・一人もかけず仏に成る」(同一五八0ページ)と。
 仏法の広大無辺の慈悲の世界には、いささかの差別もなければ、一人の例外もない。誰人たりとも、必ず幸福の境涯を開き、わが生命を妙法蓮華の当体と咲き薫らせていくことができる。
●現実は、思うようにいかないことも、落胆するようなことも多いに違いない。
 しかし、女性の門下への御書に「百千万年くら(闇)き所にも燈(ともしび)を入れぬればあか(明)くなる」(一四三0ページ)とあるように、題目を唱える生命は、どんな悩みにも、どんな行き詰まりにも、もはや絶対に負けない光を帯びているのだ。
アメリカの人道の母エレノア・ルーズベルト夫人が、「新しいフロンティア(開拓最前線)」は「人間の精神」なりと意義づけ、訴えていたことがある。
 「私たちは、自分自身の心の中にある光りがあかあかと消すことのできない炎をもって燃えるのでなければ、他の人たちの心に永続する光りを投じることは、できないのである」
 どこか遠くではない。青年自身の胸中にこそ、いまだ開拓されていない、豊穣な精神の大地がある。無尽蔵にして持続可能な生命のエネルギーが眠っている。
●博士(※サーラ・ワイダー博士)は、被災した女性たちと膝詰めで懇談され、語られていた。「東北の皆様は詩人です。何と力強い言葉を話されるのでしょうか。本来ならば、激励を受ける立場の皆様が一番、人びとを励ましています。『心の財』を持たれる東北の皆様こそ、“世界の財”です」と。

〈大誓願に生き抜け〉
●たとえ、途中で環境や条件の変化があっても、めげるどころか、ぱっと頭を切り換え、新たなチャレンジに、それまで以上の勢いでぶつかっていく。
 自ら定めた「誓願」だけは揺らいだりしない。断じて勝ってみせるという「闘魂」は、いよいよ燃え上がらせていく。
 本来、青年の若さとは、何ものにも屈しない逞しい生命のバネを持っている。
 「新たな課題に挑みゆく勇気」そして「眼前の壁を突破する力」こそ、我ら創価の青年の師子の魂だ。
 ここに、威風堂々と「青年学会の勝利」を開く原動力がある。
 大聖人は、「大願とは法華弘通なり」(御書七三六ページ)と仰せである。
 我らは、この大誓願の道をまっしぐらに進む。
●地区の誕生から一年九ヶ月――遅々として弘教の進まぬ現実に、地区部長の青年は悪戦苦闘していた。
 仏法に縁のなかった社会で、理解を広げることが、どんなに困難なことか。
●私は、地区部長の青年に真心込めて語った。
 「あなたは、このノルウェーの地で、人生の幸福の大輪を咲かせていってください。それぞれの国で、誰か一人が立ち上がれば、幸福の波が広がっていきます。あなたが立てばいいんです」
●一切は「一人立つ」ことから始まる。一人であっても、人間は実に豊富な力を秘めている。その無限の可能性を信じ、自らが一人立つ。そして、一人また一人と誠実に善きつながりを結んでいくことだ。
 そこに、広宣流布と立正安国へ、新たな勝利の波が生まれることを忘れまい。

 常勝の 波を起こせよ 君が指揮


【きょうの発心 学会厳護の牙城会魂燃やし】
御書 人身は受けがたし爪の上の土・人身は持ちがたし草の上の露、百二十まで持ちて名を・くたして死せんよりは生きて一日なりとも名をあげん事こそ大切なれ(崇峻天皇御書、1173ページ・編1038ページ)
●使命に生きる大切さを教えられています。
●北陸牙城会として戦い始めてより、今年で18年となります。その間、創価大学の通信教育部で学び、入学式、卒業式では池田先生にお会いし、原点を築きました。
 2009年(平成21年)には、不況により転職を余儀なくされましたが、この御文を胸に奮闘した結果、最高の条件で再就職を勝ち取ることができました。
●これからも、師匠や同志への恩を忘れず、生涯、牙城会魂を燃やし、戦ってまいります。


【文化 対談集「21世紀への対話」に学ぶ “池田・トインビー初会見”から40周年 神澤有三(亜細亜大学名誉教授)】
●このほど、改めてお二人の対談集『21世紀への対話』を拝読し、教えられることばかりでした。多種多様な話題への論及も驚きでしたが、その問題提起と解決への方途が世界と人類への鋭い先見であることにも感銘しました。
●愛それは/利他のことなり/依正不二/池田トインビーの/学説に想ふ
●学問も/また教育も/宇宙裡(り)の/精神(こころ)の実在に/触れてこそ成る
●宇宙の背後に存在する精神的な実在に触れてこそ、学問や教育本来の尊厳性を取り戻すことができる

●人類(ひと)はみな/宇宙生命と/悟らせる/世界宗教の/出現を待つ
SGIが発足したのは、1975年の1月26日だと伺いました。池田・トインビー対談の開始から3年ほど経った時です。世界的宗教出現へのトインビー博士の期待は今、192ヵ国・地域に広がったSGIの大発展によって満たされているのではないでしょうか。

●人類の/幸福への道は/ただひとつ/自己超克の/ほかにあるまじ
●今日、『21世紀への対話』は世界28言語で翻訳出版されています。それだけ普遍性をもって受け入れられているということでしょう。“人類の教科書である”との評価がよく示しているように、お二人の対談は、まさに人類への豊かな指標にあふれているのです。