寸鉄・親が子に語る物語 他

2012年10月22日(月)更新:2
【民衆の声が新時代の扉を開く 関西 東北はじめ各地で――友情の花満開の座談会】
●師の人権闘争に続け 大阪大会から55年 正義が輝く社会を今こそ
   (聖教新聞 2012-10-21、以下同)


【わが友に贈る】
 友好を広げる秋。
 外出時には戸締まりと 火の元の点検を怠るな。
 交通事故にも注意を。 真剣な祈りから出発! 


東京富士美術館が企画・支援 ふくしま文化復興事業「洋画の巨匠たち」展 鑑賞者が1万人に 11月4日まで開催】
●「鑑賞者の多くが、震災によって被災された方々だと思います。そうした方が、素晴らしい作品を見ることで、生きる力を得ていく――本当にすごいことです。物資の面での復興も、当然大切です。しかし、心の復興が進めば、数十倍、数百倍の効果となって、社会を潤していくに違いありません。私は、本展が開催されたことに、心から感謝をしたいのです」 (福島県美術家連盟の齋藤勝正委員長)


【ここから人材を!北海道で定礎式 釧路平和会館 新江差会館】
●ここから人材を!新しい歴史を!
●平沼副会長は「正義の勝利のため、今こそ万代に揺るがぬ土台を築く時。新法城から平和の前進を」と念願した。
●北海道長は「民衆に尽くす指導者を育て、社会に有為な人材を輩出するための会館です。完成を目指し、一人一人が成長と勝利を」と語った。


寸鉄
●学会は不屈の情熱が輝く「目覚めた民衆」の連帯―博士(ハーバード)。希望世紀の英雄
●全国の支部長・婦人部長の皆様に感謝!全地区・全同志の勝利へ名指揮を
●人間の真価はやり通す力があるか否かで決まる―偉人(ダ・ヴィンチ)。師弟の大道を貫け
●広布とは言論戦であり思想戦―恩師。青年よ常に学べ。対話の先陣を切れ
●医療施設の耐震化率は5割未満と。生命を守る政治を!公明がリードせよ


【躍進のインドに新宝城 チェンナイ文化会館がオープン】
●キラン・バルマ婦人部長は「チェンナイに平和の城、幸福の城が誕生しました!報恩感謝の心で、新会館から信頼と友情のスクラムを広げましょう」と呼び掛けた。
●ゴーピーナツ・メノン議長は「『学会は人材をもって城となす』というのが戸田先生、池田先生が掲げられた永遠の指針です。未来は人材で決まります。民衆のために尽くす平和と文化のリーダーに成長するなかで、後継の育成に全力を」と念願した。


【2013年へ新たな建設 栄光の歴史を飾れ】
●「一切は御聖訓通りの人生を歩んでいるという信心の確信だけは忘れないでいただきたい」(先生)


【信仰体験から見える幸せのカタチ 第7回 がんと闘う(2)】
●“今を懸命に悔いなく” 闘病で得た充実感が宝
●嘆くより祈る!それが私の挑み方
●「あんたが必要や」 同志の真心に奮起


【親が子に語る物語 約束を守った王さま】
《ウソをつかない誠実な人に》
●魔物は、ためしたくなりました。
 「それでは、おれとも約束をしろ。おまえを今から自由にしてやる。しかし7日後に もどってこい」
 王さまは、ころがるように岩山をかけおりました。ゴツゴツの岩たちが、行く手をはばもうとも、つめたい夜つゆに足をすくわれようとも、約束をはたすために走ったのです。
 ようやく城につきました。
 王さまは男との約束を はたしました。
 そして、すべての財宝を、民に平等にわけあたえ、王のくらいを王子にゆずり、魔物の岩山にもどろうとしました。
 みんなは泣いて引き止めましたが、王さまは「人は、約束を守ってこそ人なのだ。約束を守らなければ、もはや人ではない」――そう言って、岩山へもどっていきました。

 魔物との約束の日。
 王さまは わざわざ魔物に食われるために、岩山をのぼっていきました。
 その姿に心を打たれた魔物は、ひれふして王さまを迎えました。
 「約束を守ることがどんなに大切か、あなたは身をもっておしえてくださいました。わたしは心をいれかえます」
 とらわれていた99人の王たちすべてが、自由の身となり、国にもどっていきました。
 そして約束の大切さを知った魔物は、もはや魔物ではなくなりました。


〈おうちの方へ〉
●「鹿足王(ろくそくおう)」に捕らえられ、他の99人の王と共に首をはねられそうになった須陀摩王(すだまおう)は、“一人の僧に供養する約束を果たしたい”と、7日間の猶予を願い出ます。当初、鹿足王は信じませんでしたが、王の真剣さに、これを許しました。
 須陀摩王は帰国して約束の供養をし、王位も太子に譲ります。そして、皆が止めるのを振り切って「実語(=うそ、偽りのない真実の言葉)は第一の戒なり」と言って鹿足王のもとへ戻りました。鹿足王は、約束を違えなかったことに感じ入り、須陀摩王だけでなく、99人の王たちも放免し、正法に帰依したといいます。
 ウソをつくこと、すなわち「妄語」は「十悪」の一つにあげられています。また、御書の中にも「妄語」は不幸の因となることが示されています。約束を守り、正直に生きることの大切さを、子どもたちに伝えていきたいものです。