“後輩を自分以上の人材に”“自ら範を示してその姿で皆を鼓舞する”

2012年10月31日(水)更新:1
【名字の言】
 ナチス幹部たちの恐るべき知性の欠如を見聞した米国の経済学者・ガルブレイス博士は、戦後、「リーダーシップ」について思いを深くするようになった▼ケネディ大統領やインドのネルー首相と親交があった博士は、彼らには「自ら模範を示す」という共通点があったと述べる。「今日必要なことは、『リーダーシップ』ということばを『手本』と入れ替えること」である、と(『おもいやりの経済』福島範昌訳、たちばな出版)▼具体的な行動や考え方の模範となる人物を「ロール(役割)モデル」という。関西学院大学対馬路人教授は、創価学会には、後輩の模範となる「ロールモデル」が多く存在すると指摘。「そうした先輩の存在が、若い世代の触発に大きな役割を果たしている」と語る▼昨年11月に入会した男子部のニュー・リーダー。地区部長、ブロック長が育成に関わった。壮年の激励に奮起した彼は今年、創価班大学校に入校し、2世帯の弘教を達成。「独立」という自らの夢に向かって、建設資材の製造の仕事にも全力を注ぐ▼“後輩を自分以上の人材に”“自ら範を示して、その姿で皆を鼓舞する”。これが創価学会の人材育成の伝統だ。そのために、まず自分から、人間革命の挑戦を開始したい。(芯)
   (聖教新聞 2012-10-29)