寸鉄・随筆 地域広布の勇者(上)・舞台は地球―輝くSGIの友 他

2012年11月6日(火)更新:3
日中国交正常化40周年を記念 上海師範大学で第7回池田大作思想国際学術シンポジウム】
〈テーマ 「多元文化の融合下における現代教育」 43大学・諸機関から約100人の研究者らが出席〉
●「池田先生の思想には、普遍性の輝きがあります。それは、中国の教育者・陶行知(とうこうち)の思想とも深く共鳴するものです。文化融合の鍵がここにある。今回のシンポジウムのテーマは、教育界に広く共感を呼ぶものとなるでしょう」(上海師範大学の陸建非党委書記)


池田大作名誉会長がメッセージ贈る 多元的な文化の融合によって「創造性を薫発」「生命尊厳の連帯を拡大」》
●名誉会長は、今回のシンポジウムのテーマに関して三つの視点から論究。
 第一に、多元文化の融合について、「青年の創造性」を薫発する力としていく重要性を指摘。世界の多彩な良質の文化を学び、自らのもつ偉大な創造性に目を開くことが大切であると述べた。
 第二に、人類は英知を結集して、山積する地球的問題郡に力を合わせて挑んでいくべき段階に入っていると語り、いかなる差異をも超えて「生命尊厳の連帯を拡大」すべきことを確認した。
 第三に、多元文化の融合を通して、「永遠の友好の金の橋を継承」していくことを念願した。最後に、中国の文豪・郭沫若(かくまつじゃく)が「青年は人類の文化を促す原動力である」と期待した言葉に触れて、世界の青年と共に、新たな平和の文化の創造へ、命の限り行動を貫いていきたいと述べ、メッセージを結んだ。
   (聖教新聞 2012-11-01、以下同)


【わが友に贈る】
 さあ誓願の11月! 栄光燦たる 師弟の劇の幕開けだ。
 燃え上がる情熱で 広布の大金字塔を築け!


ニュージーランドで環境展 市長、同国の国連協会会長があいさつ】
ニュージーランド北島の北部に位置するタウランガ。昨年10月、同市沖でコンテナ船の座礁による重油流出が発生し、同国における“最も甚大な海洋環境災害”に見舞われた地域となった。
●クロスビー市長は、“一人の人間の意識と行動の変革から社会の変革が始まる”とのSGIの哲学が青年世代に継承されることを念願。ハサル会長は「市民が決意し、社会のために立ち上がる。これこそ、SGIと国連が同じ理想として推進するものです」と展示内容に共感を寄せた。


寸鉄
●学会は説得力ある表現で世界に仏教の真髄伝えた―学者(アメリカ)。人道の連帯強く
●対話拡大の秋だ!青年力こそ広布の原動力。満々たる攻撃精神で先駆せよ
●いかなることがあろうと勇敢に、怯まず、朗らかに―革命家(ローザ・ルクセンブルク)。勝利峰へ驀進
●各地から木枯らしの報。無冠の友よ健康第一で! 絶対無事故を心から祈念
振り込め詐欺の被害者の9割、「まさか自分が」と。手口は狡猾。厳重に警戒


【随筆 我らの勝利の大道〈87〉 地域広布の勇者(上) 今いる場所を「寂光の都」に! 誇り高く愛する郷土に貢献】
日蓮大聖人は、流罪地の佐渡で綴られた。
 「我らが住んで法華経を修行する場所は、どこであれ常寂光の都となる」(御書一三四三ページ、通解)
 我らの仏法勝負の舞台は「どこか」遠くにあるのではない。今いる「ここ」が、師弟勝利の歴史を打ち立てる「寂光の都」となり、「仏国土」となるのだ。


〈離島部の宝の同志〉
●島は一つの国のようなものだ。それぞれに風習や文化も違う。人知れぬ苦労も多い。どれほどの思いで戦ってこられたか――島々から届く勝利の朗報に接すると、私の心は高鳴る。合掌せずにはいられない。
●「自らの姿で創価学会を知ってもらおう」
●今回の震災でも、苦しみや悲しみの淵にある友に寄り添い、心の復興へ励ましの光を送り続けている。
 そんな健気な母が、誇り高く語っておられた。
 「自分が住んでいる地域で、長生きできてよかったと、みんなが言えるようになってほしい。それが、私が大島にできる恩返しですから」――。
アメリカの人権の母と讃えられるエレノア・ルーズベルトは名言している。
 「恐れるよりは希望をもつ方が、やらないよりはやる方が、より賢明なことは明らかである。それに、『そんなことできるわけがない』という人間からは何一つ生まれたためしがないということも、動かすことのできない事実なのである」
 崇高な使命に燃え、わが愛する島に幸福の理想郷を築きゆく大切な同志を、私は心を込めて讃えたい。
     ◇
佐渡は、大聖人が命を賭して、正義の師子吼を放ち続けられた天地だ。
 恩師亡き学会に“空中分解”等と悪口が渦巻く中、佐渡は新たな前進への「広布大遠征の起点なり」との確信が、私にはあった。
●「鉄は炎打てば剣となる賢聖人は罵詈して試みるなるべし」(御書九五八ページ)と仰せである。
 この精神のままに、旧習の厚い壁に直面するたびに、一歩も退かず、島の安穏と発展を願って誠実に語り抜かれた。友に励ましを送る中で、自らの病苦や経済苦も克服し、地域から信頼され、慕われる模範のご夫妻となられたのである。
 愛する離島部、さらに、誉れの農漁光部、地域部、団地部の皆様には、「阿仏房夫妻」「四条金吾夫妻」さながらの信心の王者が数多くおられる。
 それは、私の最大の喜びであり、誇りである。


〈「思いやり」の光を〉
●サマーリー学長は、こう述べておられた。
 「人類の偉大なる進歩と向上を考える時、それは決して戦争からもたらされるものではありません。他者に対する思いやりをもつ人びとの行動と相互作用によって、実現するのです」
 学長にとって、教育者として最も嬉しかったことは何か――。
 それは、以前は自己中心的で内向的だった学生が、学長と共に参加した社会貢献の活動をきっかけに、やがて、カナダを代表する大指導者へと成長していったことであるという。
 学長は、その経験からあらためて学んだこととして、「輝こうとする人の力を決して過小評価しないこと」、さらに「人びとが自ら情熱の火を点すための手助けをする方法を見つけるため、努力をすること」を強調されていた。


〈自信を持って進め 〉
●使命の天地に 功徳の花よ咲け
●私は、わが同志と一人ひとり握手する思いで申し上げたい。
 君よ、貴女よ、地域広布の勇者たれ!


【きょうの発心 “水の信心”で試練を乗り越え】
御文  聴聞する時は・もへたつばかりをもへども・とをざかりぬれば・すつる心あり、水のごとくと申すは・いつも・たいせず信ずるなり(上野殿御返事、1544ページ・編1083ページ)
通解 (火のように信ずるとは)教えを聴いた時は燃え立つばかりに思うが、遠ざかると、信心を捨てる心が生じることをいう。水のように信ずるとは、常に後退することなく信ずることをいう。
●何があっても、水の流れるような信心を持続していくことが大切である、と仰せです。


【舞台は地球 輝くSGIの友】
インドネシア “私たちには信心がある”苦境に負けず奮闘 夫妻で衣料品メーカーを経営〉
●「苦しかった“あの時”に、逃げなかったからこそ、今があるんです」。2人の声が重なった。
●「商売で結果を出し、そして宿命転換ができる信仰だという。一緒に実践してくれないか」
●「夫の真剣な唱題の姿。宿命転換という言葉が、不思議と心に残ったんです」
●取引先への不良債権も重なり、負債が増加。債権者が何度も自宅に押し寄せたのだ。
 昼間、テーさんは金策に出て、リサさんは債権者の対応に追われた。暴言を浴びせる者や、大声でわめく者もいた。
●「どんなことがあっても、あなたについていきます。私たちには御本尊様がある。信心の道を、ひたすら歩んでいこうよ」と。
 現実と真摯に向き合い打開しようとする2人の姿を、一人の債権者が見ていた。ある日、一つの提案が舞い込んだ。「私の所有する物件で、もう一度、商売をしないか」
 「想像すらしない展開でした」と、リサさん。マイナスからのスタート。が、苦境を味わった夫妻には、仕事ができることへの感謝しかなかった。接客にも自然と笑顔があふれた。
 誠実な姿勢が客の信頼を得て、経営は安定し、3年で負債を完済。その後、販売から製造へと分野を変え、発展を続けている。
 「失った以上の財産を得ることができました。けれど、本当に得られた財産は、共に励まし合う同志、そして希望を生み出す自身の心です」
●「『蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり』(1173ページ)なのよ。何のために生きるのか。それを大事にしていこうね」


〈オランダ “師匠に断じて応えたい”そこに希望と力が 作曲家・音楽教師〉
●池田SGI会長は、はるばる研修に参加した各国の同志を心からたたえ、インドの「創価菩提樹園」に全員の菩提樹を植え、後世に残したいと励ましを。そして、“菩提樹が太陽を浴びて、グングンと伸び、やがて大樹へと成長していくように、行き詰まっては唱題で打開し、境涯を開き、知恵と正義の大樹へと成長してほしい”と――。
 「この時、“私は広宣流布します!”と誓いました。地位も名誉も何もない青年に対して、ここまで期待を寄せる先生の心に応えたかったんです」
 その誓いのままに、努力を重ねた。入学した音楽学校を最優秀の成績で卒業。表彰を受けるまでに。その成長ぶりに、父は涙を流して喜び、友人は、自ら入会を果たした。
 「不思議ですよね。師匠への誓願を果たそうとした時、自分でも驚くほどの力が湧いてきたんです」
●しかし時は、欧州経済危機でかつてない不況。音楽・文化活動にも影響が及んでいた。
 クレイさんは「だからこそ学会活動に徹して歩きました」と。
 「暗い世相にあって、自らが成長して、聴取に喜んでもらえるパフォーマンスをやろうと考えたのです」
 公演で出会った人たちに、自身の体験を語り抜いた。かつてヨハンさんの紹介で入会した友も弘教を実らせるなど広布の連帯は広がっている。
 「まだまだこれから!私の音楽で、一人でも多くの人が勇気と希望を抱けるよう、自身を磨きます」


【あおぞら家族】
●機能もよくなってるし♪
●もうタッチパネルが主流か…
●技術の進歩は目覚ましいのです♪
●その分 人間の精神面も進化しなくては!
●人間革命運動も急がねば!