紙上座談会 青年部が広布前進の先頭に

2012年11月11日(日)更新:3
【師弟の大道を歩む 新しい力で時代を開け!(75) 青年部が広布前進の先頭に】
11・5「男子部の日」 11・12「女子部の日」
青年部が広布前進の先頭に
公明党は若者の声を政治に反映


棚野 11月5日は「男子部の日」、12日は「女子部の日」です。青年部はいま、初めて仏法対話に挑戦するニューパワーを先頭に、それぞれが自身の限界を破る広布拡大に挑んでいます。
原田 学会は永遠に「創価青年学会」です。若き日の池田先生がそうであられたように、広布勝利の新たな突破口を開き、師の構想を実現しゆく先陣こそ、青年部です。
吉井 先生は随筆で述べられました。
 「学会は、いやまして青年力の勢いを増し、異体同心の創価家族の連帯で、断固と勝ち進んでいく」
 「試練の烈風に向かって『自身に勝つ』青年が一切の勝利を開くのだ」と。
杉本 青年部が元気なら、壮年・婦人部の皆さんが喜ばれます。自身の青年時代を思い起こして若々しく頑張ることができます。


〈師匠との固い「絆」〉
橋元 少子高齢社会で、どの地域、団体でも、後継者の問題に直面しています。われわれ青年部は日本最大の青年団体として、広布の舞台だけでなく、社会にも希望と活力を与えていきたい。
正木 地域行事や消防団などの運営に、青年部員が中核として携わっている例がよくあります。そして東日本大震災をはじめ災害救援活動で、自らも被災したなかで他者に尽くす姿は、何よりも尊いものです。
杉本 聖教新聞の連載「ターニングポイント」では、多彩な分野で活躍する青年部の皆さんが紹介されています。最近でも車いすのタップダンサー、ブラインドテニス選手、心身症を乗り越えた業務改善コンサルタント、米沢織の職人など、友人読者も「こんなところにも学会の青年はいるんですね」と驚き、その体験に感動されています。
棚野 千葉大学の古在豊樹名誉教授は、こう語っておられます。
 「創価学会の青年には『勤勉さ』『何事にも前向きな姿勢』『世の中への貢献の意欲』があります。皆さんが、若くして、このような力強い生き方ができるのは、信じるものがあり、何より、師弟で結ばれた、池田名誉会長との固い絆があるからでしょう」
正木 師匠の哲学に学び、師匠と共に歩んでいるからこそ、創価の青年は力強い生き方ができる――心ある識者の方々は、その点を見抜いておられます。
原田 いつの時代も、師匠の指導通りに進むことで広宣流布を拡大し、人生の幸福を開いていくことが創価青年学会の根本です。御聖訓に「師弟相違せばなに事も成べからず」(御書900ページ)とあります。「青年学会 勝利の年」へ、壮年・婦人部も心を合わせ、師匠と共に広布へ邁進する青年学会の大道を歩んでいきたい。


〈未来見据えた提言〉
橋元 一方、政治の世界は、なかなか“若者が中心”とはなりません。世代別に見た投票率では、20代、30代が極めて低くなっています。たとえば衆議院議員選挙では、1993年(平成5年)以降、20代は常に半数以上の有権者が投票を棄権しているというのが実態です。
吉井 若者が選挙を通して意思を表明していないということは、若い世代の意見が政治に反映されにくいということですね。
棚野 そうです。そのなかで民主党政権は、たとえば当初予算の段階から税収を上回る国債を発行するという異常な予算編成を続けています。それらのツケは今の若者へ回ってきます。
橋元 「政治の堕落の根源は、その罪の大半が青年にある」「青年は心して政治を監視せよ」と叫ばれたのは戸田先生です。青年の責任は大きい。
棚野 公明党には青年委員会があり、若者のための政策を数多く推進してきました。
吉井 不況が続くなか非正規雇用の若者が多く、社会問題となっています。公明党は若者の就職支援に一貫して取り組んできました。「ジョブカフェ」の設置はその一つで、若者向けに職業紹介や就職相談を実施。全国89カ所にあり、利用した約70万人の方々が就職できました。
橋元 また、公明党は就職活動の「新卒」の範囲を拡大させました。以前は、たとえば大学4年生は「新卒」として就活を進める一方、就職難で働き口が見つからないまま卒業した人は「既卒」となり、採用過程で不利な条件を強いられていました。そこで公明党は「卒業後3年間は新卒と同様の扱い」をするよう国の指針を改正させました。卒業直後の人も「新卒」として就活ができる環境整備が進められています。
正木 若者のこと、日本の将来のことを真剣に考えていますね。
吉井 奨学金の給付拡大、携帯電話の番号ポータビリティー(持ち運び)制度など、身近な実績も多くあります。
棚野 いま公明党青年委員会では「新しい国のカタチへ」「自分らしさが輝く社会へ」「災害に負けない国づくり」「人道的競争の時代へ」の4本柱からなる「公明ユースビジョン2030」を掲げています。日本の未来を見据えた提言です。若者向けの実績でも、将来への明確なビジョンでも、公明党ほど青年世代のことを考え、取り組んでいる政党はありません。
原田 若者のために働く――これこそ責任ある政党の証拠です。公明党には、長期的視野と大局観に立ち、真に国民のための政治を断行してもらいたい。
   (聖教新聞 2012-11-05)