誰が見ていなくとも、黙々と広宣勝利のために歩んだ「庶民の王者」

2013年1月8日(火)更新:3
【名字の言】
 多くの参加者でにぎわった新年勤行会。「元日の朝早くから、本当にありがとう」。大阪のある会場で、一人の婦人が創価班、牙城会、白蓮グループなど、役員に丁寧に言葉を掛けている姿が目に留まった。真っ先に、陰の人に感謝する。学会ならではの「新年の出発」だろう▼厳しい冷え込み、ふぶく地域もある中、「無冠の友」が本紙の配達に徹してくださっている。新年早々、広布の会場を提供する同志も。そうした「支える人」ありて、今年も広布は進む▼先日、会館の管理者を務めた夫妻にお会いした。「夜、物音がすると、目が覚めてね」。会館の無事故を勝ち取るため、緊張の毎日だったという。包み込むような夫妻の柔和な笑顔の奥に、言い知れぬ苦労のあったことが偲ばれた▼池田名誉会長が第3代会長に決定した際、最初にあいさつに行った場所――それは、学会本部の管理者室だった。サーチライトの光で照らすように、陰で支える友を見つけ出し、たたえる。その励ましの先頭に立ってきたのが名誉会長である▼各地の本部幹部会の中継行事等で、功労の友への記念表彰が行われる。誰が見ていなくとも、黙々と広宣勝利のために歩んだ「庶民の王者」。その人の晴れの舞台に大喝采を送りたい。(芯)
   (聖教新聞 2013-01-08)