座談会 決意、目標を明確に

2013年1月19日(土)更新:4
【輝く創価の師弟城(3) 本年初の座談会で決意、目標を明確に】
〈たゆまぬ挑戦が勝利を開く〉
吉井 17日で1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災から18年です。
原田 犠牲になられた全ての皆さまへ、真心から追善回向の題目をお送りいたします。
正木 被災地の皆さんは、言葉では言い表せないほどの苦労を重ねてこられました。東日本大震災の被災地の皆さんは、同じく大震災から立ち上がった関西からのエールを、本当に心強く感じておられます。
杉本 震災のころに生まれた人は、もう18歳です。学会の組織でも、いよいよ青年部の新しい世代として躍り出てくる時ですね。
橋元 関西でも東北でも復興の新しい力として青年部が奮闘しています。男子部では今年の活動大綱で「社会・地域で勝利!」を柱の一つとして掲げています。全員が「今いる使命の場所」で、よりよい社会のために行動していきたい。
棚野 その根本は、生命尊厳の仏法哲学を社会に広げ、友の幸福を思う対話を拡大していくことです。「創価青年セミナー」などを通して、創価の哲学を大いに語っていきます。

〈皆で納得の討議を〉
杉本 今年最初の座談会が全国で開かれます。年末年始の友好交流の話題を持ち寄り、にぎやかに一年を出発したいと思います。
正木 とくに今年の各個人の決意、目標を発表し合いたい。本部幹部会へのメッセージで池田先生は「自分自身の新たな『人間革命』に挑戦しよう!」と呼び掛けられました。“私にとっての「新たな『人間革命』」”をテーマに語り合うのもいいですね。
吉井 「人間革命」という点で、かつて池田先生はこう指導されています。  「『人間革命』とは、特別なことでは決してない。今ここで、自分ができることから、勇気の行動を起こすことである。御書には『一丈のほり(堀)を・こへぬもの十丈・二十丈のほりを・こうべきか』(912ページ)と記されている。どんな小さなことでもよい。大事なことは、一日一日の生活の中で、眼前の『一丈のほり』を勇敢に飛び越えていくことだ」「今の状況が良かろうが、悪かろうが、前へ、前へ!――。たゆまぬ挑戦また挑戦、不屈の努力また努力こそ、『人間革命』の道なのだ」
原田 座談会で“たいした目標じゃないので……”などと、発言を遠慮する謙虚な方もいらっしゃいます。しかし先生の指導通り、どんなに小さいと思えることでも、今までできなかったことへの目標は全て偉大な挑戦ですので、ぜひ皆で報告し合いたい。

〈広布前進の鍵は「現場の知恵」〉
杉本 同志の皆さんそれぞれが、自分自身の目標を掲げ、皆で励まし合いながら進んでいく。そのための集いが座談会です。
棚野 先日の「随筆 我らの勝利の大道」〈人間革命の暁光〉で先生は、「各人が自らの課題に挑戦することも、信心で苦難を乗り越えることも、仕事で実証を示すことも、就職を勝ち取ることも、尊き人間革命の戦いであり、広宣流布の一歩前進なのである」と綴られました。
 学会活動の面だけでなく仕事や健康、家族や家庭のことまで、どんなことでもいいと思います。全てにおいて信心根本に、人間革命という勝利の自分史を積み重ねることですね。
原田 また、各地区の協議会などで、今年一年の取り組みを討議しています。どうすれば皆がさらに生き生きと活動できるか、さらに地域広布を発展させていけるか、日ごろから各人が感じたり思ったりしていることを、きたんなく話し合っていきたい。
橋元 よく“知恵は現場にある”と言われるように、広布前進を願う皆さんの意見の中に勝利の鍵があります。そのためには、納得の討議が欠かせません。
正木 皆さん、世代も経験も違いますので、多様な意見が出ます。なかなかまとまらない場合もあるでしょう。そういう時こそ皆で祈り、広布のために心を合わせ、リーダーのもとで合議を重ねていきたい。

〈絶対無事故の財務〉
原田 さて、間もなく財務の納金が始まります。真心から協力してくださる広布部員の皆さまに、厚く御礼を申し上げます。
棚野 日蓮大聖人は門下への数々のお手紙で、供養に感謝し、その真心を最大に称賛しておられます。
吉井 「釈迦仏は・我を無量の珍宝を以て億劫の間・供養せんよりは・末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍・過ぐべしとこそ説かせ給いて候に、法華経の行者を心に入れて数年供養し給う事有り難き御志かな」(御書1578ページ)とあります。法華経の行者への供養の功徳は無量無辺です。
正木 大聖人の未来記を実現し、世界広布を進める学会こそ、現代において「法華経の行者」の使命を担う仏意仏勅の団体です。広布部員の皆さまが、広布を支える聖業に勇んで立ち上がられた功徳は、どれほど大きいことでしょう。
杉本 不況を脱しきれない経済状況だからこそ、ますます真心が光ります。
橋元 一方で、振り込め詐欺への注意も皆で呼び掛けたい。明らかに学会員を狙った手口も散見されます。少しでも不審なことがあれば同志に相談していただきたいと思います。
原田 とにかくリーダー一同、同志の皆さまの福徳と絶対無事故を、日々真剣に祈っていきましょう。
   (聖教新聞 2013-01-17)