英知の光彩・白樺会、女性平和委員会の活動・読書 他

2013年1月26日(土)更新:4
【行学二道の勇者たれ!男子部 首都圏教学部長会】
●君よ、行学二道の勇者たれ!
●「御書の研鑽を人材育成、対話拡大の原動力に」
●「リーダー率先で御書を学び抜き、使命の場所で人間革命の実証を」(森中教学部長)
   (聖教新聞 2013-01-23、以下同)


【インドが新春幹部会 創価菩提樹園 開園20周年 青年勝利へ出発】
●“現状は絶対に変えられるんだ!”
 確信に満ちた声に促され、共に題目を唱えた。心の底から生きる希望が湧いてきた。
 そして、入会を決意。宿命転換をかけた挑戦が始まった。
●就職先が決まっても毎年のように失職した。それでも不思議と、前向きな生命は消えなかった。
 「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)の御聖訓のままに、困難と向き合いながら対話を展開。シンさんは、21人の友人に弘教を実らせた。そして、これまで以上の条件で再就職を。一家和楽への道が開き、経済苦も脱することができた。
 シンさんは言う。
 「一人立つ青年の熱と力が、時代を変えるのです。必ずインドに、青年の大スクラムを築きます!」


【わが友に贈る】
 「現在」の決意が
 「未来」を無限に開く。
 さあ 行動開始だ!
 今日という一日を
 真剣勝負で戦い切れ!


寸鉄
SGI会長のエッセーに触れると平和への活力が蘇る―詩人(アラブ)。精神を潤す羅針盤
●大阪・茨木の同志が勇戦。追撃を緩めるな! 庶民の底力で常勝の空に万歳を
●善行とは人々の結合を増大する行為―文豪。友情を広げる我らの対話こそ
●「政治は復興に貢献せず」8割―東北の学生調査。公明党が遅れを取り戻せ
●「電子メールの日」。詐欺メールが横行。甘い儲け話などない。厳重に注意


池田大作SGI会長の対談・著作 海外出版が41言語1400点に イラン出身の平和学者 テヘラニアン博士との語らい 「21世紀への選択」のマレー語版】
SGI会長はマレー語版に寄せた序文で、「平和を願う人々、特に次代の世界を担う青年の連帯を築き、新たな共生の時代を開く一助となれば」と綴る


【「パンプキン」2月号が完成】
●連載エッセー「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」の第11回は、「香港――『美心(びしん)』咲く人間の絆」。
●「幸福があれば共に分かち合い、苦難があれば共に事に当たる」人間の絆を描く。

【名字の言】
●今月は「未来部勝利月間」。大切な大切な未来の主役の人生勝利のために、苦労を厭わず、心を尽くしたい。(萄)


【2013年青年SGI 勝利の年に誓う 第6回 アメリカ 逆境に立ち向かい前進!】
●「創価学会は、常に逆境に真っ向から立ち向かってきた。ゆえに大発展した。ゆえに『進歩』への不動の道ができあがったのである。逆境がなく、戦いがなかったならば、決して盤石な建設はできなかったであろう。この道は、生命発展の法則であり、私どもの永遠の軌道である」
●「愛するアメリカの天地に、創価人間主義が輝く大城を築いていきます!」


【英知の光彩 名誉学術称号 受章の足跡 第19回 韓国 国立釜慶大学 朴孟彦前総長 SGI会長は韓日の大切な架け橋】
●特に、名誉博士の学位授与式を通じて、日本との文化交流を基盤とした人的ネットワークを構築し、両国間の「環境保全」及び「生命尊重」のパートナーとして、お互いに積極的な役割を果たしていくことが期待されたのです。
 この日の「大学院委員会」で、SGI会長が名誉博士の学位授与対象者になることが確定しました。
●特に韓国に対し、「文化大恩の国」とたたえ、在日同胞の参政権保障、韓日の正しい歴史観の確立などに努力してこられたSGI会長は、両国の友好協力にとって大切な架け橋であると思います。
 わが国の先覚者である金九先生は語っています。
 「私はわが国が世界で最も美しい国になることを希望する。最も富強な国になってほしいのではない。私は外国からの侵略に胸を痛めたゆえに、わが国が他国を侵略することを望まない。我々の富力は、私たちの生活を豊かにし、我々の強い力は、他国の侵略を防ぐのであれば十分である。ひとえに、限りなく持ちたいのは、高い文化の力である。文化の力は、私たちを幸福にし、ひいては他人をも幸福にするからだ」
 私は、この言葉のように、韓日両国が互いの違いを理解し、尊重し、アジア最高の文化大国として、共に協力する永遠の国になることを望んでいます。
●わが大学は「エコバーシティー(エコ・ユニバーシティーからの造語)」を目指し、地球環境・エネルギー、海洋水産、ナノ(超微細技術)・バイオ(生命工学)・IT(情報技術)などを融合した研究を通じて、地球環境を守り、地球に生きている全ての生命の価値を高める学問の探求に努力しています。

〈平和を守り、生命を愛し 人類をリードする人材を〉
池田博士は、地球環境と平和を守り、生命を愛すること、人類の未来をリードする正義の人材を育成することに、さらに貢献してくださると期待しています。
●人間は、地球と宇宙の構成要素として、宇宙の創造と恒星の創造的進化により誕生した生命です。それゆえ、人間の創造力の根源は、全て宇宙とその中の自然に対する畏敬の念と思惟から生まれます。したがって、教育は、人間が有している“根源としての創造性”を見いだし、開発するためにあるのです。
 釜慶大学は、生命に対する畏敬の念をもとに、地球上の全ての生命の価値を高めるために寄与する人材の育成に努めています。
 その意味で、池田博士は、国籍と民族、宗教と文化を超え、民衆の中で、人類の平和、文化、教育に貢献し、非暴力の思想を貫く、共生の思想と生き方によって、今日の世界の人々に深い感動を与えるとともに、これからの私たちの生き方の方向を提示してくださっているのです。


《世界はなぜ讃えるのか 解説 「感謝」から「感動」が生まれる》
●「人間の情緒の根っこは、日本人、韓国人という国籍や人種に関係なく、地球上に住む全人類に共通するものだという感も強くしました」(「潮」2012年1月号)
●母への感謝の心は、全人類の共通の心であろう。朴総長は「人と人とであれ、国と国とであれ、お互いに『感謝しあう』ことが交流の根幹ではないでしょうか」と訴える。そして「感謝」から「感動」も生まれてくると。
SGI会長は、どのような時代状況の中でも、「韓国は日本にとって文化大恩の国である」との信念を貫いてきた。その根幹は「感謝」。この誠心誠意の感謝の心が多くの人に感動を広げ、一つまた一つと信頼と友情のドラマを生み出してきたのである。


【2013年 「白樺会」の活動】
〈アピール 小島委員長 自らが“強い信仰者”に成長を〉
●かつて池田先生は、「濁り乱れた、この娑婆世界にあって、最も崇高なる慈悲の使命に励みゆかれる皆さま方の人生は、言葉に尽くせぬ苦労の連続でありましょう。残酷な現実に胸が張り裂けそうになることも多々、あるに違いありません。しかし、だからこそ、わが白樺の『如蓮華在水』の信心が光ります。『変毒為薬』の智慧と勇気が光るのであります」(先生)
●自分の悩みや苦しみがあっても、人に尽くしていく。友のため、広宣流布のために行動していく。それを日々、粘り強く積み重ねる中で、自身の生命が磨かれ、境涯が確実に変化していきます。
 「生命を宝」とする仏法を根本に、一人一人の仏性を信じ、その人の人生勝利のために、最大に励まし、応援していきましょう。
 そのためにも、心も軽やかに、朝の唱題から一日をスタートしましょう。そして日々、学会指導を胸に刻み、強い信仰者に成長していきたいと思います。


【2013年 「女性平和委員会」の活動】
〈アピール 前多委員長 心の中に「平和の文化」築こう〉
●世界の全ての母と子の、笑顔が輝く一年となるよう、私たち女性平和委員会は、使命をさらに深く心に刻み、活動を推進していきたいと思います。
 「平和は/遠くにあるのではない。/一人の人を/大切にすることだ。/お母さんを/泣かせないことだ」との池田先生の詩の一節が、今ほど胸に迫るときはありません。
 複雑化し、混迷する時代だからこそ、あらゆる機会を通して、一人一人の心の中に、「平和の文化」を築いていく努力が大切であると実感します。
 特に、子どもたちを取り巻く環境が、ますます厳しく、深刻化する今こそ、子どもたちと真剣に向き合い、共に悩み、考え、子どもたち一人一人が可能性に満ちたかけがえのない宝の存在であることを、社会の中に根付かせていきたいと思います。
 明2014年は、国連で、「子どもの権利条約」が採択されてから25年となります。
 もう一度、この条約に込められた精神に思いをはせ、「子どもが幸福な世界は、すべての人にとって幸福な世界」とのメッセージを発信していきたいと思います。


【読書】
〈『世界自然遺産×富井義夫 地球への讃歌』〉
世界遺産の奇観・絶景の数々を本書では楽しめる。

〈『入門 人間の安全保障』を著した 長 有紀枝さん 命を脅かす問題に目を向ける――それが出発点〉
●中東などの国々では、結婚前の恋愛・性交渉を一家の恥とみなし、家族の手で娘を殺すという残虐な行為が行われています。インドでは、結婚時に花嫁の持参金が少ないと、花嫁を虐待したり、時には殺したりするという慣習が今も続いています。
 世界で起きている事実を一人一人が知り、心のスイッチを入れ続ける――それが「人間の安全保障」の出発点であると考えます。


〈『カエサル(上下)』エイドリアン・ゴールズワーシー著 宮坂渉訳 膨大な史料を渉猟 等身大の人間像描く〉
●膨大な史料を渉猟した上で、史実と伝説を丹念に賦分(ふわ)けし、安易な断定を避け、わからないことはわからないと明記しているのだ。「この説を裏付ける現存する証拠はない」――そんな言い回しが頻出する。
●本書は英雄物語ではなく、あくまで「歴史書としてのカエサル伝」なのだ。
●従来のカエサル伝では、彼は人間離れした英雄として描かれがちであった。だが、本書は違う。彼の偉大さは認めつつも、弱さや欠点も持ち、少なからぬ失敗を犯した一人の男として、その等身大の人間像を活写しているのだ。
 特筆すべきは、紀元前1世紀のローマ世界が眼前に展開するかのような臨場感である。特に、著者が軍人史家であるだけに、カエサルの後半生に相次いだ戦争・内戦の細密でリアルな描写は圧倒的だ。古代ローマカエサルを知る上での基本文献となり得る労作。


〈『シビリアンの戦争』三浦瑠麗 著  文民政治家が主導 5つの事例で分析〉
●シビリアン・コントロール文民統制)は、過去の反省に立って導入された概念である。特に日本の場合、暴走した軍部が戦争を拡大し、1945年の破滅的な敗戦につながったという見方が強いためか、文民が軍をコントロールすべきであるという考え方がはっきりと定着している。
 成熟した民主主義国家では、文民が軍を動かす主体者であるべきという発想に基づいているのだが、本書は“そうした既成概念が本当に正しいのか”と問題提起したユニークな書物だ。
●具体的には、任期中に歴史的使命を遂げたいとする政治指導者の個人的願望や、独裁国の民衆を解放しようとする正義感、あるいは戦争を行うことで支持率を上げて選挙に勝利しようとする通俗的な動機までもが含まれる。その結果、「民主化や軍のコントロールは平和への十分な解ではない」ということが立証される。
 著者は「シビリアンの選挙」を回避する手だてとして、不要な戦争に走らない文化を政治指導者たちの間で養うことや、デモクラシーを「共和国」概念に近づけることなどを提案。


〈『10万年の未来地球史』カート・ステージャ著 小宮繁訳〉
●本書の抜きんでた魅力は、すなわちその視野の長さにある。私たちがほとんど忘れていることだが、現在の大気中には、数百年、数千年、いやそのもっと過去からの人類が放出してきた“炭素”が漂っている。むろん、産業革命以来、その量は格段に増えたはずだ。