社説 四半世紀の大ベストセラー 不滅の金字塔「池田大作全集」

2013年2月12日(火)更新:5
【社説】
 『池田大作全集』(聖教新聞社刊)が、昨年の年間ベストセラー・全集部門で第1位になった(トーハン調べ)。
 1988年の発刊以来、実に25年連続第1位という、不滅の大金字塔を打ち立てたことになる。
 池田名誉会長の著作を体系的に収録する同全集は、全150巻の構想で、現在、135冊まで配本されている。全巻が完結すれば、ゲーテ全集(ワイマール版、143巻)等を超え、世界最大級の個人全集となる。

〈偉大なルネサンス人の証し〉
 名誉会長が、激闘の中でつづり、編んできた著作、言論戦の規模の大きさを実感するとともに、その内容が多岐にわたることにあらためて驚く。A・トインビー博士をはじめとする世界第一級の識者・指導者との対談、学術機関等での講演、随筆や小説、スピーチ、メッセージ、仏法哲理の講義……。個人全集の範疇を大きく超え、広布史にとどまらず、世界の歴史上に輝き続ける大全集といえよう。
 未来学者ヘイゼル・ヘンダーソン博士の「多岐の分野にわたる著作の出版は、会長が偉大なルネサンス人であることの、なによりの証しである、といえるでしょう。(中略)会長の著作は、多くの人々が読むべき価値を持つものです」との声に代表されるように、同全集には、世界中の多くの識者から、大きな称賛が寄せられている。
 昨年9月発刊の第144巻からは、小説『人間革命』が第2版として収録され、好評を博している。『人間革命』の収録にあたって、全集の刊行委員会から名誉会長に、歴史の変遷を踏まえての検討を依頼。名誉会長が「五十年後の、若い読者が読んでもよくわかるように、表現や表記等も、一部改めたい」として、推敲を重ねた作品となっている。

〈世界を平和に導く羅針盤
 今、青年部の若きリーダーを先頭に、創価学会の精神の正史であり、師弟の魂がつづられた『人間革命』『新・人間革命』の研さんが開始されている。
 名誉会長の偉大な思想と世界平和への行動と知の軌跡が収録された『池田大作全集』は、今を生きる私たちにとっても、自身の人生と希望の未来を開きゆく座右の一書である。そして、50年後、100年後の未来の読者にとっても、民衆と共に歩んだ名誉会長の偉業と歴史を学び、深い智慧を獲得できる“宝の書”となる。まさに人類の幸福を開き、世界を確かな平和へと導く羅針盤といえよう。
   (聖教新聞 2013-02-02)