座談会 信仰の喜び伝わる「創価青年セミナー」

2013年2月15日(金)更新:3
【輝く創価の師弟城(10) 信仰の喜び伝わる「創価青年セミナー」】
棚野 「伝統の2月」を大前進する勢いのままに、本部幹部会を盛大に開催できました。今回は「創価青年セミナー」の意義を込めた集いとなりました。
橋元 お笑いコンビ「ナイツ」の塙(はなわ)宣之さん、土屋伸之さんの体験発表は笑いあり、感動ありの、素晴らしい内容でした。
杉本 女性リーダーであるネパールSGI(創価学会インタナショナル)サハナ・シュレスタ理事長が語る同国SGIの発展、かつて池田先生が激励した未来部員の活躍にも、皆さんが喝采を送っていましたね。
正木 さらに、一家和楽を築いた吉井女子部長の体験、池田先生との触れ合いを紹介された原田会長の話と、信仰体験を語ることの大切さをあらためて感じました。

〈真心は必ず通じる〉
吉井 池田先生はメッセージで、「共々に生命の勝利の花を満開に咲かせよう!」と呼び掛けられ、私たち自身の中に最も偉大な仏の生命があること、その無限の可能性を開かせる究極の力が南無妙法蓮華経であることを分かりやすく語ってくださいました。
原田 あわせて、若き日の池田先生が師匠・戸田先生の激励に立ち上がり、さまざまな悩みを抱えた友と共に仏法を実践し、人間革命の実証を示してきたと語り、次のように述べておられました。
 「大聖人は、『法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる』(御書1253ページ)と約束してくださいました。ここに、人類を照らす永遠の希望の太陽があります。きょう集われた大切な皆様が、一人ももれなく、試練の冬を勝ち越えて、『歓喜の春』『和楽の春』『勝利の春』を飾りゆかれることを私は祈ります」と。
棚野 先生の指導をはじめ信仰体験、世界広布の発展の様子と、まさに「創価青年セミナー」の名にふさわしい内容です。信心の喜びが伝わってきます。
杉本 これから始まる中継行事には、ぜひ、友人の方や未来部員、さまざまな理由で日ごろ会合に出られない同志の方々と参加していきたいですね。
正木 私たちが友人と仏法対話をする際にも大切なのは、信心の体験、確信を伝えることです。友人にとって最も分かりやすいのは、目の前の私たち自身が、師匠から何を学んでいるか、この信心を通して何を感じているか、どう変わったかを語ることです。
原田 友の幸福を願う真心から出た言葉は、必ず相手の心に響きます。堂々と朗らかに、信心の喜びを友に広げていきましょう!

〈時代錯誤の日顕宗〉
杉本 今月16日は、日蓮大聖人の御聖誕の日です。
正木 学会が民衆の力を結集し、人類史上で未曽有の世界192カ国・地域への妙法流布を成し遂げたことを、大聖人はどれほどお喜びでしょうか。
棚野 仏の未来記を実現したのは学会です。邪宗門日顕宗には、広宣流布の情熱も実践もありません。
橋元 世界広布を隆々と発展させゆく学会、哀れにも衰亡の坂を転げ落ちていく邪宗門。この両者の違いは、大聖人の御精神を真に拝し、実践しているかどうか、という点です。
原田 大事なポイントです。学会は師匠・池田先生の指導のもと、「御書根本」「大聖人直結」で前進したから、ここまで発展したのです。
正木 たとえば御聖訓に「難を忍び慈悲のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし」(同202ページ)――日蓮が難に耐え、慈悲が優れていることについては、誰もが恐れさえ抱くであろう――とあります。妙法を弘めることで経文通りに難を受け、それでも慈悲を出して民衆を救済するのが法華経の行者です。現代において、困難にぶつかってもなお慈悲の心を湧き出し、友のため、皆の幸福のために広布を進めてきた団体が、どこにあるでしょうか。それこそ学会であり、創価三代の会長が築かれた世界です。
橋元 一方で、”僧侶が上で信徒が下”という時代錯誤の権威主義、僧俗差別に凝り固まっている日顕宗は、大聖人の仏法とは無縁の邪教に堕している。
棚野 坊主が保身とエゴをむき出しにし、供養を搾り取ることに血道を上げる邪宗門に、大聖人の御精神など流れ通っているはずがない。愛想を尽かす脱講者が後を絶たず、全盛期の2%にまで信徒が減ったのは、当然の厳しき現証だ。
吉井 国際宗教社会学会元会長でオックスフォード大学教授だった故ブライアン・ウィルソン博士の言葉は明快です。
 「(SGIのような)在家の会員自身が、他の人々に生き生きとした宗教的知識と指導を伝える活動的な主体者となっている。その一方で、多くの僧侶は使命への熱意を失ってしまい、聖なる対象物と聖なる場所を受動的に護ることで満足してしまっている。運動の宗教的目的を有効に促進する責務は、事実上、時代遅れで旧式な気質をもつ僧侶の手から、情熱的な在家信徒の手に移る。そして、信徒が活気に満ちた指導性をもつときには、ますます容易に移ってゆく」と。
原田 世界の識者も、在家が主役の仏法運動に注目しています。邪宗門を悠然と見下ろし、大聖人直結の誉れも高く、仏縁を広げる対話に打って出ていこう。
   (聖教新聞 2013-02-14)