詩 わが地域を人間共和の楽園に

2013年4月15日(月)更新:4
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 新しい友を 平和と幸福の陣列を わが地域を人間共和の楽園に】
●1983年6月、池田名誉会長はドイツへ。2日は、教育学者であり哲学者のデルボラフ博士と船上対談を。“父なる川”ラインの流れに委ねての2時間の語らいは多岐に及んだ。一行は、ザンクト・ゴアールで下船。名誉会長は河畔の町にカメラを向けた。
 前々日までの大雨で、川の水かさが増えている。休日夕方の少し伸びた日の中、人々の生活の穏やかな時間が流れていた――。
 名誉会長はその後、博士と夕食をともにし、さらに対話を。2人の対談集のタイトルは『21世紀への人間と哲学 新しい人間像を求めて』。確立すべき“人の生き方”を語り深めている。
 詩人リルケは謳った。「街路と街路が網をつくり、広場と広場が調和をつくり、まもなくそこに、あまたの塔が建てられる」
 友情を結ぶ道も、語らいを広げる広場も、勝利と繁栄を表す塔も、すべての始まりは、行動する「人」にある。
 今日も動こう、地域で語ろう! 明日を開くのは、今この瞬間の自分なのだから。


●この社会には 歴史的現実をはじめとして 政治も 商業も 工業も そして あらゆる文化が あらゆる活動が 間断なく回転している。
 衰えゆく人生もある。 栄えゆく人生もある。 敗北しゆく人生もある。 勝ちゆく人生もある。 そして また 臆病で生気がなく 弱々しい魂の人もいる。
 猛獣のごとく 信念に生き抜く 不思議な感情を 抱きし人生もある。
 我らの宝冠は 信心という魂にある。 そして 異体同心の団結が 日蓮仏法の根本だ。
 ともあれ わが地域に 和楽の広宣流布を! 和楽のために 汝自身が強くあれ!
 新しい友を 必ず 新しい兄弟にさせゆく 君の名月のごとき 澄んだ心は 花のように幸福な青春だ。
 広宣流布! なんと壮大な 人間主義の陣列か。 慈悲の妙法という 生命の宝の花を 満開にしゆく 平和と幸福に満ち満ちた その法理の意義は 尊くして深い。
 燃え上がる 正義のための信仰! そこに人類共和の大道が 開かれる。
 君よ! 今日一日を 強く尊く生き抜くのだ。 そして君よ! 今日一日を 価値と勝利で飾れ!
 (「わが久遠の友よ!栄光の大道を共々に」より)
   (聖教新聞 2013-04-14)