紙上座談会 女性の力が人類の未来を豊かに

2013年5月11日(土)更新:7
【輝く創価の師弟城(29) 5月3日は「創価学会母の日」 女性の力が人類の未来を豊かに】
沖 5月3日は「創価学会母の日」です。本年は制定から25周年を迎えます。
原田 池田先生は1988年(昭和63年)4月、全国婦人部幹部会の席上、「5・3」を「創価学会母の日」にと提案されました。「家庭を守り、さらに『法』のため、世界平和のために健気に奮闘されている皆さまである。5月は、世間で行う第2日曜日の『母の日』に加えて、学会の『母の日』を設け、婦人部の皆さまを二重に祝福する月としたい」
正木 学会の最重要の日である「5・3」を、先生が「創価学会母の日」とされた意義は深甚です。アメリカ・エマソン協会のワイダー元会長も「貴重な日を“母の日”として祝うこと自体、創価学会が女性をいかに大切にしているかを、如実に示す」とたたえ、女性が「持てる力を存分に発揮することができれば、人類の未来は豊かに開かれていく」と語っています。
橋元 「5・3」を迎え、私たちは今一度、学会の前進を支えてくださる婦人部の皆さまに最大の感謝を伝えていきたい。
畑 さて、神奈川では「理解・友誼・平和――池田大作と中国展」(主催=東京中国文化センター・横浜華僑総会、協力=創価学会)が3月26日から4月3日まで、横浜産貿ホールで開催されました。
 開幕式には各界の識者が列席。神奈川県日中友好協会名誉会長の黒岩祐治神奈川県知事は「池田名誉会長をはじめとする諸先輩方が長年、築いてきた日中友好の大事な歴史を受け継いでいきたい。特に名誉会長が大切にされる『人と人との絆』を、さらに深めていきたいと、あらためて決心しました」と語っていました。
沖 同協会会長の牧内良平テレビ神奈川相談役は、「日中両国の国交正常化がなされる前に、勇気ある提言を発表された池田名誉会長の行動に学び、我々も、民間レベルの交流を大きく進めていきたい。大変に意義深く、歴史的な展示会であると感動しました」と述べていました。
正木 池田先生が日中の友好のために、どれだけ尽くされてきたか。今、その行動を正しく評価する人が増えてきました。
吉井 はい。私たち青年部は、先生の偉業を、もっと多くの人たちに伝えていかなければなりません。

《「正義」と「共戦」の天地 神奈川》
〈青年の活躍に期待〉
沖 5月5日は「神奈川の日」でもあります。79年(昭和54年)5月、池田先生が神奈川文化会館で「正義」「共戦」と揮毫された不滅の歴史が淵源です。現在、「神奈川正義・共戦月間」(5月6日まで)を前進しています。
橋元 男子部では、作曲家で、南横浜総県の区男子部長がつくった曲が、有名音楽プロデューサーに高く評価されています。これまで2曲を提供し、今後も活躍が楽しみです。
吉井 相模総県の西大和王者県で女子部部長を務めるメンバーは鉄道会社に勤務しています。男性が多い職場のなかで、新幹線の車掌として活躍。一昨年には、「模範の接客」がたたえられ、社内表彰に輝いています。
 また相模広宣区の女子部本部長は、ケーキ店の店長です。これまで多くの店舗の店長を経験し、その全てで売り上げ目標を達成。信頼は抜群で新たな店舗でも手腕が期待されています。

〈真心は必ず通じる〉
畑 厳しい不況のなか、壮年部も奮闘しています。宮前大勝区の副支部長は53歳の時、29年間、勤めた会社をリストラされました。
 1年半以上、題目をあげ抜き、現在の会社に再就職。しかし当初は思うような結果が出せませんでした。それでも、信頼される人になろうと、真剣に仕事に励みました。5年後の60歳の時には会社から請われ、定年が延長。さらに65歳の時には、社長から懇願され、会社に残ることに。「なくてはならない存在」となったのです。
原田 御書に「潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(1351ページ)と仰せです。まさに、信心で不可能を可能にしたドラマです。
沖 川崎総県では「念願の一家和楽が実現しました!」と喜びの報告が相次いでいます。川崎牧口区の婦人部グループ長は結婚当初、未入会のご主人が学会活動に協力的ではありませんでした。転機は昨年7月ごろ。病気になった義母の回復を御本尊に祈念していると、夫が「母のことを祈ってくれているんだろう。ありがとう!」と涙を浮かべ、声を掛けてきたそうです。家族に尽くしてきた彼女の姿に、本年、ご主人は入会を果たしました。
畑 幸王者区の地区婦人部長の夫と小学3年生の一人娘も未入会でした。ある時、地区婦人部長の妹さん一家が、信心で病を克服する様子を見た娘に「何で私は入会できないの?」と聞かれます。以来、母娘は「お父さんと一緒に入会を」と祈念。その思いが通じ、ご主人は自ら学会の書籍を熟読。娘の思いに応えようと、3月16日に父娘で入会したのです。結婚から17年目の出来事でした。
原田 「一家和楽の信心」は、学会の永遠の指針の一つです。その実現には、並々ならぬ苦労があります。いくら語っても、すぐには伝わらないことがあるかもしれません。しかし、真心の祈りは必ず通じます。自分が変われば、周囲の人も変わります。大切なことは一家の幸せを粘り強く祈り続けることです。
   (聖教新聞 2013-04-29)