わが友に贈る・寸鉄・世界の知性は語る 他

2013年5月20日(月)更新:7
【わが友に贈る】
 さあ 語ろう!
 「会う」ことが
 自分を強くする。
 生命力を漲らせ
 正義の連帯を広げよ!
   (聖教新聞 2013-05-19、以下同)


【関西に「悠久の人間郷(ふるさと)」を 2016年春の開園へ 滋賀メモリアルパーク
●建設予定地の側には瀬田(せた)川が流れる。日蓮大聖人が御書に「是(これ)こそ勢多(せた)を渡せし所よ」(1451ページ)と、その名を綴られた琵琶湖から唯一流れ出す河川。京都では宇治川、大阪では淀川と呼ばれ、やがて大阪湾へと注ぐ。古来、交通の要衝であった歴史の舞台に建設される同メモリアルパークは、「豊かな自然と文化が育んだ 悠久の人間郷(ふるさと)」である。  
●西山関西長が「建設の槌音に合わせて『常勝青年学会』の新たな金字塔を」と強調。忍田副会長は「滋賀メモリアルパークを、関西の皆さまの心と心が通い合う憩いの場に」と語った。


【6月度の拝読御書 四条金吾殿御返事 法華経の兵法で勝て】
●「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(御書1192ページ)
●あらゆる障魔を打ち破り絶対勝利の人生を開く、信心根本に前進しゆく姿勢を学び合う。


寸鉄
●「平和の心」広げるSGI会長の対話は世界潮流に―総長(ボリビア) 「人間革命」の哲理を希求
●「熊本の日」45周年。正義の火の国が拡大に先駆! 勇気の師子吼で時代変革
●「打てば響くような人間になれ」恩師。報告・連絡は迅速に。人のため走れ
●気温の上昇とともに食中毒に注意。加熱・殺菌・手洗いの徹底で賢く予防
●一人に根差した政策推進するのは公明だけ―教授 庶民の声実現の政治を!


【世界の知性は語る 宗教ヒューマニズムの実像を求めて サウスカロライナ大学名誉教授 ジョエル・マイアソン博士】
《響き合うエマソンとSGI会長の精神》
〈真の解放者は詩人の資質を備える〉
●――エマソンは、ハーバード大学神学部を卒業し聖職者の道へ進もうとする学生に対し、詩心をもって教典を読むことの大切さを訴えました(1838年の「神学部講演」)。エマソンは、宗教と詩の関係をどのように捉えていたのでしょうか。
 マイアソン博士 ここで、まず確認しておくべきことは、エマソンは、規律ばかりを示し人々を束縛するような教典は人間自身の深化に寄与することはできない、と主張したことです。宗教の真髄は始祖(しそ)の教えを解釈した教典にあるのではなく、始祖の生き方を反映した教えそのものにある、と考えたのです。

〈自然界に宇宙と人間の実相を見る〉
●博士 真理に対する詩的な応答こそ、最も創造的な応答なのです。SGI会長は、一見、言葉にできない深い真情を、創造的な言葉で表現する豊かな才能を備えた人です。
 ここでSGI会長が戸田会長との出会いの少し前、戦後の廃虚にたくましく生い出ずる雑草に、心動かされたことにも注目すべきでしょう。
 その時、会長は自然の神秘の姿に受動的に反応し、感傷にふけったのではありません。自然界が体現する生命の真理を創造的に解釈し、“人間いかに生きるべきか”に深く目覚めたのです。
 ――真実の人生のあり方を体現する戸田会長との出会いによって、その目覚めが創造的な行動へと昇華されていったことも重要です。ところでエマソンもまた、自然と真摯に向き合い、その不思議と神秘に学んだ哲人でしたね。
 博士 エマソンは自然そのものが神聖なる存在であると理解していました。その神聖なる自然に学ぶことによって、人間存在のあり方を究めようとしたのです。

〈「自己信頼」が開く自立と共感の世界〉
●――SGI会長も自然の風景を写真に収め、その美と神秘を私たちに伝えてくれます。
 博士 咲き競う花々の写真は圧巻ですね。色彩と品種を異にする花々が、あいさつを交わし称え合っている。優劣を競ったり、打ち消し合ったりすることなく、互いに強め合いながら共生している――エマソンも、こうした自然の多様性をうたいあげた写真を目にしたら、きっと共感を深くしたことでしょう。
 さらに素晴らしいのは、上空から富士を撮影した写真です。一般に私たちが見る富士の写真は、大地にあって山をあがめるような形で撮影されたものです。しかし会長の写真は、富士が下にあり、しかも、自然の一部として存在している。実に興味深い構図と言わねばなりません。
 富士を下からあがめるような写真には、山を自然から切り取り、その存在を他から際立たせるイメージがあります。一方、上空から撮られた写真は、山だけではなく、それをも含み平等に結び合う自然の総体が焦点となっているのです。
 そこから私たちが学ぶものは、世界において何か特別な存在だけが輝くものであってはならない。たとえ、それが輝く存在であったとしても、世界からかけ離れて存在するものではない、との真理です。
 ――自然の美や神秘が私たち自身の人生や生活とかけ離れたものではない、と知ることも大切ですね。


【今週のラジオ「新・人間革命」】
〈第23巻「未来」の章〉
●1976年10月、山本伸一は、再び札幌創価幼稚園を訪れる。園児たちは、園歌「つよく ただしく のびのびと」を合唱。また、78年4月の入園式に、伸一はメッセージを贈り、「自分のことは自分でしましょう」など、「三つの約束」を交わす。
 伸一の訪問は続き、園児たちと生命の触発を重ねる。