わが友に贈る・寸鉄・妙護グループの挑戦・高血圧(下) 他

2013年8月9日(金)更新:1
【「ナガサキと原爆」展が開幕 長崎原爆資料館所蔵の写真などを紹介 11日まで長崎平和会館で開催】
●「戦争は、誰も幸せにできません。平和の祈りを受け継ぎ、ナガサキの心を日本中、世界中に届けたい」と観賞者(30代、女性)。現状は変わらないという“あきらめの壁”を打ち破るのは、常に青年の熱と力だ!(長崎平和会館で)
●「ナガサキと原爆」展が1日、長崎市の長崎平和会館で開幕した。
 同展は、長崎原爆資料館が所蔵する写真21点を含む「原爆被災写真パネル」等を展示。あわせて、被爆体験などをまとめた映像を上映する。被爆の実態を伝え、核兵器の非人道性を強く訴える。
 観賞者は語る。
 「世界中の人が原爆の凄惨さ(=むごたらしさ)を知れば、核兵器を使うことは断じてできないと必ず気付きます」(20代、男性)
 「被爆地に生きる使命として、人類の生存を脅かす核兵器は『絶対悪』との思想を、同世代に訴え続けます」(20代、女性)
 今回の展示は、池田名誉会長が提案する、原爆投下から70年の2015年に「『核兵器のない世界』のための拡大首脳会合」の被爆地開催に向け、市民一人一人の意識を高め、確かな連帯を広げる格好の機会となろう。
 オープニングでは、主催者を代表し、田端総県青年部長があいさつ。同展は長崎青年部の「NAGASAKIピースウイーク」の開幕行事であり、「青年が創価平和運動の先頭に」と強く語った。荻窪九州青年平和会議議長に続き、代表がテープカットを行った。
 8月11日(日)まで開催。開場時間は10時から21時。入場無料。
   (聖教新聞 2013-08-02、以下同)


【わが友に贈る】
 読書は人生の宝。
 古今の名著に挑み
 心の大地を耕そう。
 教養と人格を磨く
 充実の日々を!


【青年部が最高協議会 名誉会長がメッセージ「君よ大願に生きよ」】
●これには、池田名誉会長がメッセージを寄せ、男女青年部の大奮闘を心から讃嘆した。
 そして、青年門下への永遠の御聖訓として「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)との一節を拝読。
 広宣流布の大願に生き抜く君たちの青春が、どれほど尊く美しいか。どれほど強く楽しいか。胸を張って世界に示し切ってもらいたいと力を込めた。
 さらに今、未来を生きる青年世代に究極の自信を持たせ、生命の無限の可能性を発揮させていけるのは、最高の仏法を実践する学会しかないと力説。
 深い宿縁で結ばれた全国の青年部の友に、「今こそ、白馬の嘶(いなな)くような題目と勇気凛々の行動で、黄金に輝く青年学会のスクラムを勝ち広げてくれたまえ!『創価の命運は我らにあり』との気概と責任と団結をもって、縦横無尽に進みゆけ!」と呼び掛け、メッセージを結んだ。


寸鉄
●社会問題を解決する道は人間の内なる変革から――教授(スペイン)人間革命の世紀。
●青年は国の柱である。柱が腐れば国は保てない―恩師。故に己(おのれ)を鍛え抜け
●御書「子の成仏・即ち父母の成仏」。後継と共に成長の夏。そこに一家の福徳
●水の週間。世界で深刻な水不足。限りある資源だ。未来へ意識改革と行動を
●日本でiPS細胞の臨床研究を開始。生命倫理の確立今こそ。議論尽くせ


【各地で豪雨被害――中国方面青年部が復旧支援】
山口県では7月28日からの局地的な大雨によって、各地で土砂崩れや河川の氾濫などが起き、床上・床下浸水も相次いだ。
 中国方面では、青年部を中心に「復興ボランティア隊」を結成。
 被害の大きかった萩市須佐を中心に、民家になだれ込んだ土砂の撤去や家財道具の片付けなどの復旧作業に当たった。
●「何から手を付けていいのか分からず、途方に暮れていたところです。青年部の皆さんが駆け付けてくれて、感謝でいっぱいです。学会の迅速な対応、温かさに涙が出る思いです」


【共に生きる 男子部 妙護(みょうご)グループの挑戦 総東京 幹事 山口さん】
〈65歳以上の高齢者人口三千万人超 日々の祈りを根本に“心の声”聴く介護を〉
 ――信心を実践して、どんな変化がありましたか。
●そのころの私は、仕事から“とにかく逃げたい”と思うばかり。朝を迎えるのが嫌でした。
 でも信心してからは、勤行・唱題から一日が始まります。最初のころは義務的にやっていましたが(笑い)、祈る中で、いろいろなことが成長への糧として、前向きに捉えられるようになったんです。

 ――具体的に教えてください。
●毎日、夕方になると「子どもが小学校から帰ってくるから、家に戻って食事の支度をする」としきりに言う認知症の90代の女性がいました。子どもといっても、もう70代。以前は“また始まった”と思いながら、「もう少し待ってね」とやり過ごしていました。
 しかし、祈っていくうちに“不安な気持ちを訴えているのでは”と思えてきたんです。それから、時間の許す限り、とことん話を聞くよう心掛けました。
 相づちを打ちながら横に座っていると、彼女の表情がだんだん穏やかになっていく。“ああ、この時期が、彼女の人生の中で一番充実し、輝いていた時なんだ”と気づいたんです。
 利用者の方に対する自分自身の姿勢が変わりました。そのころから、この仕事を辞めたいと思うことはなくなりましたね。

 ――介護される一人一人の人生の重みを感じます。
認知症の主な症状の一つに記憶障害があります。なぜ自分が今、ここにいるのか分からない。当然、不安になります。そこで、その人なりに考え、不安を解消しようとします。
 しかし周囲の人が、その話を否定すると、認知症の方は自分の全てが否定されたと感じ、暴力に訴えてしまったりするのです。
 認知症の方のこうした行動に対して、一時的に自由を制限するなどの対症療法がとられる場合もあります。でも問題行動は悪化して、悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。

 ――問題行動を軽減させるには?
●“話の内容が事実かどうか”は重要ではありません。まず利用者の苦しみや悩みを正面から受け止め、共に寄り添い、“心の声”に耳を傾けることが大切なのです。
●池田先生は、認知症の家族を介護する友に対し、「『心』の働きは生きている。『心』に向かって語りかけるのです。『心』は必ず伝わっていきます。それを確信して、介護する側が、優しい、尊敬の心で、接していくことです」と語られています。

 ――根気がいりますね。
●だからこそ、やりがいや喜びも大きいんです。若い職員には「私たちは使命の大きい仕事をしているんだ」と訴えています。
●全ての人の尊厳が輝く社会の構築へ、自分らしく力を尽くしていきたい。


【きょうの発心 師子王の心で正義の師を宣揚】
御文
  悪王の正法を破るに邪法の僧等が方人をなして智者を失はん時は師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし(佐渡御書、957ページ・編472ページ)
通解
 悪王が正法を破ろうとする際、邪法の僧等が悪王に味方し、智者を滅ぼそうとする時、師子王のような心を持つ者は必ず仏になることができる。
●権力の魔性との闘争においては、師子王のような勇気ある信心が大事であることを教えられた御文です。
●私が大学生のころ、世間では、一部の低俗週刊誌などで、先生や学会に対する偏見による誹謗中傷が飛び交っていました。なぜ、世間は真実を歪め、正視眼で見ようとしないのか――。私は激しい憤りを感じていました。
 そんな時、学会の先輩がこの御文を通して「師子王の心で真実を叫び抜こう」と指導を。私は弘教に挑戦し、初めての御本尊流布を達成。


【信仰体験 末期の卵巣がん(ステージ4)が完治 2度の手術、抗がん剤治療に耐え253日間の入院生活に勝利!】
●「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや」(御書1124ページ)


【多宝ここにあり 生涯青春の輝き 人に尽くせる――それが功徳だわね】
●“幹部が唱える題目も、一会員が唱える題目も、私が唱える題目も、皆さんが唱える題目も、功徳は同じです”(先生)
●だけど、信心と出あい、池田先生という師匠に出会った。生きる希望が持てた。心から人の幸せを祈れる自分になれた。それが、何よりの功徳だと思います。


【生活ワイド 高血圧〈下〉】
《おいしく減塩する工夫》
●高血圧対策の最大のポイントは、食塩摂取量を減らすことです。

〈現状の食塩摂取量を確認〉
●食塩の取り過ぎは、高血圧の最も大きな要因です。
●高血圧の人の場合、1日の食塩摂取量を6グラム未満にするのが基本です。食塩摂取量を1グラム減らすと、収縮期血圧(いわゆる「上」)が1?oHg下がる効果が期待できるといわれています。
 減塩を効果的に行うためには、現状の食塩摂取量を知ることが大切です。その方法は、主に次の2通りがあります。
 ・食事内容の確認
 食べた食品に含まれる食塩の量を、一つ一つ確認します。自分で調べるか、医療機関の管理栄養士に確認してもらいましょう。
 ・尿中ナトリウム量を調べる
 尿中のナトリウム量から、食塩の摂取量を調べることができます。最も正確なのは、24時間分の尿をまとめて量る検査ですが、1回の尿から推測する方法もあります。

〈加工食品や外食の注意点〉
(1)調味料をしっかり量る
(2)食べ過ぎない
(3)食塩の多い食品を控える
 特に、次の食品は食塩を多く含んでいます。できるだけ控えるようにしましょう。
 ・麺類、汁物=ラーメン、うどん、そばなどを食べる時は、スープを残すようにします。みそ汁は、みその量を減らす、具だくさんにして汁の量を減らすなどの工夫を。
 ・加工食品=食塩は、調味料よりも加工食品から取る方が多いといわれています。練り製品、加工肉、魚の干物、漬物、つくだ煮、梅干しなどは食塩を多く含みます。
 ・外食、調理済みの食品=最近は、含まれる「ナトリウム量」を表示する食品が増えてきました。ナトリウム量を2・5倍すると、おおよその食塩量を算出できます。
    ◇ 
《「だし」を上手に使おう》
〈参考図書〉
 『国循の美味しい! かるしおレシピ』
 独立行政法人国立循環器病研究センター著、セブン&アイ出版、1890円


【文化 気をつけたい「何げない一言」 山田敏弘】
《自分と異なる使い方に違和感》
〈カチンとくる「〜でいいです」〉
●皆さんは、何げない一言にカチンときたり、逆に、何げない一言で他人を怒らせたことはありませんか。
 次のような会話を聞くと、どのように感じるでしょうか。
 「ジュースかコーヒーでもいかがですか」
 「ええ、コーヒーでいいです」
 この会話では、「コーヒーがいいです」と答えれば、積極的な要求となり、飲みたいという気持ちが表現できます。しかし「が」ではなく「で」を使うことで、本当は別のものが良いけど我慢しよう、という気持ちが読み取れてしまうのではないでしょうか。厚意で勧めたのに、こう返されたらカチンとくる人は多いはずです。
●人によってカチンとくるような「余計な一言」にも、使う側、とがめる側、どちらにも「言い分」があります。
●人は、自分の使い方と異なる表現を使われると「言葉とがめ」をしたくなるものです。近著『その一言が余計です。』(ちくま新書)では、双方の言い分を取り上げ、折り合うための方策を探っています。さまざまな例を取り上げているので、興味のある方は一読いただければと思います。

〈敬語はすてきな「言葉のお化粧」〉
●私は、言葉を、皆が幸せになるために使ってほしいと思っています。私自身も、相手を傷つける言葉ではなく、より高めるための言葉を選んで使いたいと、いつも考えています。多くの人が難しいと感じる敬語にしても、常識だから使うのではなく、よりよい関係を結ぶための「言葉のお化粧」として捉えると、皆が積極的に使えて、すてきな大人になれるのではないでしょうか。