紙上座談会 地涌の使命胸に誓願の舞を

2013年12月13日(金)更新:4
【世界広布新時代の旭日 座談会(7) 沖縄で歓喜躍動の本部幹部会】
《沖縄で歓喜躍動の本部幹部会
 地涌の使命胸に誓願の舞を》
原田会長
正木理事長
杉本婦人部長
橋元青年部長
竹岡男子部長
吉井女子部長

 橋元 「世界広布新時代第2回本部幹部会」が8日、「世界平和原点の地」、そして小説『人間革命』執筆開始の地である沖縄で、盛大に行われました。
 竹岡 穏やかな陽光に包まれる中、「世界平和の碑」のある沖縄研修道場で、画期的な野外開催となりました。
 杉本 喜びと誓いあふれる感動的な集いでしたね。中継は、明日13日から16日まで行われる予定です(中継の会館と日時は各県・区で決定)。
 吉井 フィナーレでは、歓喜が弾けるような躍動感の中、沖縄伝統の「カチャーシー」の舞を、参加者全員が一体になって舞いました。
 橋元 2000年2月に沖縄で行われた「世界青年平和大文化総会」の際、池田先生は、青年と共に「カチャーシー」を舞ってくださいました。
 原田 その時の感動を池田先生は、「まるで地涌の菩薩が歓喜に舞い踊りながら、沖縄の大地に涌出したかと思う、素晴らしき瞬間であった」と随筆で綴られています。
 吉井 御聖訓に「上行菩薩の大地よりいで給いしには・をど(踊)りてこそい(出)で給いしか」(御書1300ページ)とあります。
 正木 先生は、本部幹部会でのメッセージで呼び掛けてくださいました。
 「我ら地涌の菩薩は、何のために生まれてきたのか。広宣流布誓願の舞を喜び舞うために、それぞれの使命の舞台に踊り出たのであります。
 ゆえに、どんな大悪が競い起ころうとも、断じて嘆かない。決して怯まない。
 南無妙法蓮華経という『歓喜の中の大歓喜』の音声を響かせ、舞うが如く、踊るが如く、生き生きと生命を躍動させて、試練に挑み、戦い、必ずや大悪を大善へ転じてみせるのです。大正法を弘めるのです」
 原田 明年「世界広布新時代 開幕の年」へ、私たち創価家族は「歓喜の中の大歓喜」を胸に、「広宣流布誓願の舞」を使命の舞台で繰り広げていきたい。

《教学と体験が確信の源泉に》
〈人材育成の要件〉  
 杉本 今回の本部幹部会で、那覇王者県の照屋幸勇さん御一家の感動的な活動体験が、参加者の胸を強く打ちました。家族で宿命転換に挑戦する姿に、あらためて「体験」の重要性を強く実感しました。
 竹岡 明年の活動大綱に、「各種会合の開催に当たっては、『教学』や『体験』に力を注ぎ、『SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)』も活用するなど、『会合革命』を」とあります。
 正木 各地でのさまざまな会合も、「教学」や「体験」などを通し、”来て良かった”と思ってもらえるよう、皆で配慮していきたい。
 吉井 小説『新・人間革命』第25巻「薫風」の章で、池田先生は次のように綴られています。
 「同志との友情と連帯の絆、歓喜の実感、教学の深化、体験の共有――そこに、信心の成長を促し、人材を育てていく要件がある」と。
 「教学」や「体験」は「人材育成」の要件であり、広布拡大の原動力ですね。
 竹岡 また「福光」の章でも「学会を今以上に興隆、発展させていく使命」を果たす要諦として、青年部に次のように呼び掛けられています。
 「まず、信心への絶対の確信をつかんでほしい。それには、体験を積むことです。”祈り、戦って、自分は、こう悩みを克服した””こう自分が変わった”という体験を幾つもつかです」
 「さらに、教学です。”なぜ、日蓮大聖人の仏法が最高だといえるのか””仏法の法理に照らして、どう生きるべきか”などを徹底して学んでいくことです」と。
 原田 先輩幹部をはじめ、さまざまな同志の体験を聞くことも、確信の源泉となっていきます。「教学」や「体験」に力を入れ、充実した会合開催に取り組んでいきたい。
 
〈題目の師子吼で〉  
 橋元 聖教新聞大白蓮華等で紹介されている体験談をはじめ、日本中・世界中に、信心の功徳の体験は大きく広がっています。
 正木 特に、闘病を通して信仰体験をつかむ方は多いでしょう。また、現在、病気と闘っている方も少なくない。
 御聖訓に、「このやまひは仏の御はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり」(同1480ページ)とある通り、病気は自らの仏法実践への決意を深める契機にもなります。
 杉本 池田先生は、こう教えてくださっています。
 「病気になること自体は、少しも恥ずかしいことではない。人生の不幸でも、敗北でもない。仏法によって、人生勝利の証に転換することができるのです。そして、自分だけでなく、一家・一族までも守っていくことができる。これが妙法の不可思議な力です」と。
 正木 「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや」(同1124ページ)と仰せの通り、題目の師子吼に勝るものはありません。いかなる病も、いかなる悩みも、乗り越えるためにあり、仏になるためにあります。そして多くの友を励まし、救っていくための試練といえます。
 原田 妙法と共に生き抜く生命は、いかなる「生老病死」の苦悩も転じて、永遠に「常楽我浄」の軌道を進んでいくことができる――このことを先生は、教えてくださっています。
 皆で、題目の師子吼を轟かせながら、一人一人が、人間革命・宿命転換を果たしていけるよう、励ましの絆をいやまして大きく広げていこう。
   (聖教新聞 2013-12-12)