3人に共通するのは”わが町を幸福の楽土に”という祈りと行動

2013年12月26日(木)更新:4
【名字の言】
 蘭のように芳しい人格の友と交われば、その感化を受けて、麻のように真っすぐな心になる。「蘭室の友」「麻畝の性」(31ページ)と御書には仰せだ▼善につけ悪につけ、接する機会の多い友ほど、自分に与える影響は大きい。身近に幸福な友がいれば、自分も幸福を感じられる▼米ハーバード大学医学部の研究によれば、「幸せな友人が一マイル(一・六キロ)以内に住んでいる場合、自分が幸福感を感じる可能性は二五パーセントで、幸せな隣人がいる場合は、それが三四パーセントに増える可能性がある」という。池田名誉会長が対談集『希望の教育 平和の行進』(第三文明社)で紹介していた▼学会には、地域の安穏と繁栄のために活躍する「地域部」がある。先日、その大会に参加した。民生委員など八つの地域役職を持ち、活動する婦人。ラジオ・パーソナリティーの婦人は、子育てサロンを運営し、地域の女性部長も兼務する。集落の区長を務める壮年は、地域の力を結集して、豪雨災害の復興に当たった▼3人に共通するのは”わが町を幸福の楽土に”という祈りと行動。そこから幸福の輪を広げていた。まず「一人が10人の本当の友人をつくる」。この「私自身の挑戦」から、社会の変革に出発しよう。(敬)
   (聖教新聞 2013-12-25)