「必ず人生の勝利者になってください」

2014年2月17日(月)更新:2
・『日々の振る舞いが、あいさつの一声が、広宣流布を開いていくんです』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20191107


【新・人間革命 正義 三十九】
 山本伸一は、四月十九日に総本山大石寺を訪れ、日達法主と会談した。そして、翌二十日には、静岡県伊東市に誕生した伊東平和会館を訪問したのである。
 平和会館では、開館記念の勤行会が、昼と夜の二回にわたって行われることになっていた。伸一は、この日、夜の勤行会に出席するため、午後三時半過ぎに平和会館を訪れた。
 陽光を浴びた緑が、すがすがしかった。
 伸一が到着した時、ちょうど昼の部の勤行会が終了するところであった。ここでも彼は、なんとかして皆を励ましたいと思い、共に記念撮影することを提案した。
 予期せぬ朗報に、皆、大喜びであった。
 伸一は、勤行会の会場となった広間で、全参加者と五回に分かれてカメラに納まった。その間にも、皆に声をかけ続けた。
 「お幸せに! 幸せになるんですよ。そのための信心なんですから」「必ず人生の勝利者になってください」「『如蓮華在水』です。濁った、世知辛い現実社会にあっても、自分らしく、幸福を築いていけるのが信心なんです」
 一度の励ましが、勇気の源となり、苦難克服の転機となることもある。
 この一瞬に発心の種子を植え、永遠の大成長の道を開こうと、伸一は懸命であった。
 彼は、さらに、記念植樹や、地元・伊豆圏の代表らとの懇談会に臨んだあと、伊東にある宗門寺院を訪問した。住職と会い、学会を正しく理解し、会員を守ってもらいたいとの思いからであった。
 伸一が住職との語らいを終えて伊東平和会館に戻ったのは、午後七時五十分であった。彼は、休む間もなく、開館記念勤行会の会場に姿を現した。
 日蓮大聖人は、「命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりとも・これを延るならば千万両の金にもすぎたり」(御書九八六ページ)と仰せになっている。一日、一瞬が、かけがえのない宝である。ゆえに彼は、限りある人生の時間を、片時たりとも無駄にはしたくなかった。常に全力を尽くそうと決意していたのだ。
■語句の解説
 「蓮華の水に在るが如し」と読む。法華経地涌出品第十五の文。蓮華とは地涌の菩薩をさし、世間の汚泥の中にあって染まらないさまを、蓮華が泥水の中に花を咲かせる姿にたとえた。

   (聖教新聞 2014-02-17)