信仰体験 進行性多巣性白質脳症(PML)と闘う 他

2014年2月20日(木)更新:2
【マレーシアで法華経
仏教芸術、写本資料はじめ150点を公開】
イスラム文化圏初の開催
 「星洲日報」「南洋商報」など有力紙が紹介》
〈首都クアラルンプールの総合文化センターで開幕
 各界の来賓が祝福 5月11日まで〉
イスラム文化圏初の開催となる、マレーシアでの「法華経――平和と共生のメッセージ」展の開幕式が16日、首都クアラルンプールのマレーシア総合文化センターで行われた。主催は、マレーシア創価学会東洋哲学研究所。開幕式には、海外来賓のインド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長、首相府大臣代理の胡克華国家統一・統合局次長をはじめ、教育、宗教、文化・芸術界、大使館関係者ら470人が出席し、祝福した。同展は5月11日まで行われる。
   (聖教新聞 2014-02-20、以下同)


【平和の文化講演会「子どもたちとつくる未来」】
東洋大学社会学部長の森田さんを講師に招いて行われた講演会。女性平和文化センターの築地センター長、女性平和委員会の前多委員長があいさつした
●女性平和委員会主催の第7回「平和の文化講演会」が19日、東京・信濃町創価世界女性会館で行われ、「子どもたちとつくる未来」をテーマに、東洋大学社会学部長の森田明美さんが講演した。
 森田さんは、東日本大震災から3年を迎える被災地の子どもたちが直面する“困難”を報告。岩手県・山田町での自身の取り組みを紹介し、「『子どもの権利条約』に根差した継続的な支援が必要」と強く語った。


東洋哲学研究所の川田所長 東南アジアを代表する名門マラヤ大学を表敬】
マラヤ大学アジア美術館のアジズ館長、文明間対話センターのファリダ所長らが歓迎。東洋哲学研究所から「法華経写本シリーズ」が手渡された(同大学で)
マラヤ大学は、東南アジアを代表する名門学府。2010年、東哲創立者池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の文化と平和への貢献を讃え、「名誉人文学博士号」を授与している。
 東哲は2012年10月、同大学付属の文明間対話センターとの共同シンポジウム「文明間対話――平和・共生・持続可能性」を実施。その際、同センターとの学術交流協定を締結している。


【パンプキン3月号】
●月刊誌「パンプキン」の3月号が完成した。池田SGI会長の連載エッセー「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」の第24回は、「ブラジル――負けない人が『勝利の女王』」。巻頭特集は「睡眠で美しく健康になる」。


寸鉄
●蓮祖は「法華経を信ずる人人こそ仏に」と。苦難に負けるな。祈り強く応戦
●「反応が早ければ、気持ちいいではないか」恩師。スピードに幹部(リーダー)の責任感


【SOKAグローバルアクション 九州でアジアフォーラム】
●青年部の平和運動「SOKAグローバルアクション」の一環として、第4回「アジアフォーラム@九州」が18日、福岡市の九州池田講堂で開催。元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が「地球時代の哲学」と題して講演した。
 氏は、池田名誉会長が日本とソ連の関係改善に決定的な役割を果たしたことやトインビー博士との対談集などに言及。軍国主義と戦い抜いた牧口初代会長、戸田第2代会長から正義の信念を受け継いだ名誉会長の“平和への対話”によって、創価学会世界宗教として飛躍したとの認識を語った。そして、名誉会長に続き、わが足下から社会変革の潮流を起こしてほしいと青年部に期待を寄せた。


【戸田第2代会長が故郷に贈書してから60周年 北海道 厚田で図書贈呈式 石狩市長が感謝状】
《厚田小学校 中学校 聚富小中学校 望来小学校に各300冊
 市民図書館館長 長年にわたる良書の寄贈に敬意》
●図書贈呈運動を進める創価学会から、北海道・厚田(石狩市)の厚田小学校、厚田中学校、聚富小中学校、望来小学校に、それぞれ図書300冊と書架が贈られた。
 贈呈式は13日、各校で教職員や児童・生徒の代表が参加し、晴れやかに開かれた。
 また席上、来年度から5年間、年20冊ずつ追加贈呈されることが発表された。


【生きるよろこび 進行性多巣性白質脳症(PML)と闘う】
《極限の先に輝け命!》
〈見えない原因〉
●ひと安心の区切りといわれる5年を目指した。だが体に異変が起きた。八つの病院に通うが、原因がはっきりしない。
●心身のバランスを崩していた。寝込んでばかりの自分がふがいなかった。だから今度こそ「夫の帰る場所を守りたかった」。
 病室の窓から夏の色を感じた。啓二さんはベッドの上で、黒い手帳を開いた。かつて記した池田名誉会長の言葉を読み返す。「最悪の時にも、この人生が最高の人生であるとの確信を持ち続けること――それが信心の極意」
 啓二さんは、わずかに動く指先で携帯メールを打った。〈愛する家族〉へ宛てた。〈皆が難に対して戦っている今が、一番幸せだと思います〉。祈り続けてくれる師の慈愛に応えてみせると、静かに誓った。

〈病が姿を現す〉
●10月15日。「進行性多巣性白質脳症」(PML)。JCウイルスが大脳白質や小脳、脳幹に感染し、中枢神経が破壊される疾患。四肢まひ、失語、けいれん発作などに見舞われる。発症後は急速に悪化し、生存確率は極めて低い。数カ月で植物状態となり、多くは1年以内に死に至る。

《肝臓がん3度の再発》
〈4センチの生検痕〉
●4月16日。退院。車いすを押す恵さんは、啓二さんの左耳の後ろに刻まれた4センチの生検痕(せいけんあと)を見つめた。パパはやっぱり、病気に負けない強い人なんだね。うっすら残る傷痕に力をもらった。


《「信心はハッピーエンドって決まってるから」》
●「畏れ無きこと師子王の如くなるべし」(御書1124ページ)――絶対の確信に笑顔が輝く。

〈僕は幸せだよ〉
●恵さんは「全宇宙の諸天よ。全力で護れ!」と書いた紙を御本尊の前に置き、祈り抜いた。
●緊張の日が続く。ある日、二つの病と闘う啓二さんに、恵さんが心境を尋ねた。「僕は幸せだよ」。耳を疑った。「こんな状況なのに」と聞き返すと、「信心はハッピーエンドって決まってるから」。夫の確信はたのもしくて、心強かった。