手を取り、時には共に泣き同苦して悲しみを分かち合っていただきたい

2014年2月24日(月)更新:4
・『勇気ある挑戦はさらに大歓喜を呼び起こし確信を強く、不動にしていく』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20191206


【新・人間革命 正義 四十五】
 静岡指導を終えた山本伸一は、四月二十一日午後、中部指導に向かった。
 夕刻、中部入りした伸一は、午後六時前から、愛知、三重、岐阜の代表幹部と懇談会をもった。
 参加者からは、この年一月の支部制発足以来、大きな弘教の波が広がり、支部の皆が功徳を受けているとの報告もあれば、青年の目覚ましい成長ぶりを語る人もいた。
 伸一は、皆の報告を聞くと、自分の思いを語り始めた。
 「学会員の皆さんが、元気はつらつと活動に励み、幸せを噛み締めている報告を聞くことほど、嬉しいことはありません。
 しかし、その一方で、信心を反対されて活動に参加できない方や、さまざまな悩みをかかえて、一人で悶々としている方のことを、どうしても考えてしまうんです。
 どうか幹部の皆さんは、私に代わって、そうした方々とお会いし、包み込むようにして励ましていただきたい。手を取り、時には共に泣き、同苦して悲しみを分かち合っていただきたい。そして、真心を、全生命を注いで、粘り強く、力強く、信心のすばらしさを、仏法の偉大さを教えてあげてください。
 そこに、民衆の蘇生があり、学会の使命があるんです。頼みます」
 懇談が一段落したあと、皆で一緒に勤行することになった。
 その時、二人の婦人が、「先生!」と言って、伸一のところへ来た。少しためらいがちに、婦人の一人が口を開いた。二十三日に、県の文化合唱祭を開催する三重の婦人部長・平畑康江である。
 「あのう、文化合唱祭で、婦人部愛唱歌の『今日も元気で』を、どうして歌っては、いけないのでしょうか。
 私たち婦人部員の思いがこもった、みんなが、いちばん好きな学会歌なんです。どうか、歌わせてください!」
 いかにも切羽詰まったという表情であり、声も震えていた。

   (聖教新聞 2014-02-24)

仏道修行においても、“己心の魔”に負けないことが根本

2014年2月24日(月)更新:3
【名字の言】
 冬の花形スポーツの一つ、箱根駅伝を主題にした、黒木亮氏の自伝的小説『冬の喝采』には、早稲田大学の名物監督・中村清の信念が記されている。「天才は有限、努力は無限」と▼ロシア・ソチ冬季五輪の熱戦を見て思い出した言葉である。10代の若い力の大飛躍、不惑の年を超えての偉業など、多大な感動を届けてくれた。一方、“オリンピックの魔物”の仕業か、満足のいかない成績で涙をのんだ選手もいた。だが、いずれも、努力を重ねて母国の代表となり、世界最高峰の祭典に参加できた栄冠には違いない▼見事、重圧を乗り越えて金メダルを手にした、男子フィギュアスケート羽生結弦選手は、被災地・仙台市をはじめ多くの人々の思いを胸に、華麗な演技で世界中を魅了した▼19歳の彼は、オリンピックとは「自分の中にある魔物」への挑戦と断言していた。自分には力がないと卑下する“魔物”、きょうぐらいは練習を休みたいという怠惰な“魔物”……▼仏道修行においても、“己心の魔”に負けないことが根本とされる。全ては自分との戦いである。しかし、決してそれは孤独、孤立を意味しない。一流の生き方を目指す人には、地域の応援、仲間の支え、何より師匠の力強い励ましがある。(杏)

   (聖教新聞 2014-02-24)

新時代へ朗らかに大行進

2014年2月24日(月)更新:2
【アルゼンチン広布50周年祝賀の大会】
●アルゼンチン婦人部の幹部会。池田バンガード・オーケストラの演奏に合わせヤング・ミセスの合唱団が「野に咲く花のように」を優雅に歌い上げた(アルゼンチン平和講堂で)

《新時代へ朗らかに大行進》
 【ブエノスアイレス20日】情熱の南米に光る幸のスクラム!――広布50周年の大佳節を迎えたアルゼンチンSGI(創価学会インタナショナル)はこのほど、池田大作SGI会長が初訪問した「2月14日」(1993年)を、「アルゼンチン広布の日」と決定した。
 勇気の行進を新たに開始した友は20日(現地時間)、各部の記念大会を首都ブエノスアイレスで行った。
 婦人部の幹部会は、アルゼンチン平和講堂で盛大に。
 ナカツイ婦人部長を中心に、全員で広布拡大の「誓願」を朗読。異体同心の団結、師弟不二の前進を固く誓い合った。

   (聖教新聞 2014-02-24、以下同)


ブエノスアイレス州女性審議会議から 池田香峯子SGI会長夫人に平和を育む女性賞】
 【ブエノスアイレス20日】アルゼンチン共和国ブエノスアイレス州女性審議会議から池田香峯子SGI会長夫人に、同会議の最高栄誉である「平和を育む女性賞」が贈られた。
 これは、池田SGI会長と共に、半世紀以上にわたって平和の道を切り開き、相互理解への橋を架けてきた夫人の多大な功績を讃えるもの。
 20日(現地時間)に首都ブエノスアイレスのアルゼンチン平和講堂で行われた「アルゼンチン女性平和委員会」の会合の席上、晴れやかに授与された。
 これには、特別来賓のノーベル平和賞受賞者(1980年度)のアドルフォ・ペレス=エスキベル博士夫妻をはじめ、ブエノスアイレス州女性審議会議のクリスティーナ・アルバレス・ロドリゲス議長(同州政府官房長)らが列席。
 アルバレス議長から「平和を育む女性賞」の記念額が、エスキベル博士から同賞の記念プレートが託されると、しばし拍手が鳴りやまなかった。
 祝辞に立ったエスキベル博士は、「平和は勝ち取るものである。そのために大事なことは一人一人の精神を高め、意識を変革することである」と力説。より良い社会の建設には「女性の力」が不可欠であると訴えた。
 アルバレス議長は、女性の模範である香峯子夫人を顕彰することは女性審議会議にとって大きな名誉であると述べた。また、同会議は、女性に対する暴力、特に精神的暴力を根絶する運動を展開しており、「女性が幸福に暮らす社会をつくりたい」と強く語った。
 さらに、アルゼンチンのエバ・ペロン元大統領夫人と日本との友好に触れ、平和を愛する両国民は手を携えて行動してきたと強調。「平和の社会、共生の社会の建設へ、一人一人が『傍観者』ではなく『主体者』として尽くしていきたい」と呼び掛けた。


【アルゼンチン文化会館に併設 女性会館】
《起工式行う 各州の石を埋納》
 【ブエノスアイレス20日】アルゼンチンSGIの女性会館の起工式が20日(現地時間)、アルゼンチン文化会館の敷地内の建設予定地で行われた。
 アルゼンチンSGIのミナガワ最高指導会議議長は「女性会館の建設は、婦人部と女子部の発展の証しです」と強調。ナカツイ婦人部長は、地域に開かれた“人間大学”として、ここから社会貢献の人材を陸続と輩出したいと述べた。ここで、アルゼンチン各州から集められた石が須弥壇の基底部に埋納された。
 笠貫SGI主任副女性部長は、一人一人が人材の城、幸福の城を築く主体者にと念願。大場SGI理事長は、女性会館の完成を目指し、各人が人間革命のドラマをつづっていこうと呼び掛けた。

Diversity

2014年2月24日(月)更新:1
●In a relationship, it is demeaning to constantly seek your partner's approval. Such relationships are bereft of real caring, depth or even love. For those of you who find yourselves in relationships where you are not treated the way your heart says you should be, I hope you will have the courage and dignity to decide that you are better off risking the scorn of your partner than enduring unhappiness with him or her. Daisaku Ikeda

●It would be pointless for a plum blossom to try to remake itself as a cherry blossom, no matter how deeply the plum yearns to do so. The plum is happiest when it blooms as itself in full glory. How much of the color and wonder of life would be lost if it weren’t for our differences. Daisaku Ikeda

●Just as a spring breeze awakens tender new shoots of green, sincere encouragement can thaw a frozen heart and instill courage. Daisaku Ikeda

詩 頭を上げよう! 我らの空は美しい

2014年2月23日(日)更新:3
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 2月23日 南米パラグアイの川の畔(ほとり)で 頭(こうべ)を上げよう! 我らの空は美しい】
 なんと明るい世界か。 なんと使命に満ちた営みか。 なんと自分の心の中を 充電してくれる人生か。 ここには 真実の精神がある!
 いずこに行っても 破壊されつつある 精神の世界は 私には 満足できなかった。
 ここには 優しく強い人間の 調べがある! 悲しむ人も 病める人も 皆 あの美しき魂の人々の 微笑と 確固たる信念に 喜び 呼ばれ 暗い影は すべて剥がされていった。
 私たちは 暗黒と不安の人生を 乗り越えて 今 不滅の光に 照らされながら 満ち足りた 勝利の舞台に 熱く燃え滾(たぎ)る魂と共に 不思議な力を満たしながら 断固として 立ち上がった。
 そこには 金剛不壊の魂が満足し 新しい正義の道を 誰人も 引き裂くことはできぬ。
 私たちは 悲しみと 狂いに満ちた世間を 包みながら 名優のごとく 無言の心の歌を歌う。 三世の諸仏は 喜び迎えるのである。
 いかに弊害多き 社会であっても また いかに恐ろしき 心の歴史の葛藤が あったとしても 私は憂いに 決して暗くならない。
 誇り高く 正義の本望は さらに高く歩む。 そして その使命の命運の大きさに 計り知れぬ 正義の戦闘の容積を 持ちながら進む。
 私は私の友を 決して見捨てない。 共に相見(あいみ)る 宿命的な あの崇高な魂に宿る決意は なんと強きことか。 なんと美しきことか。
 我らの 彼方の空は 微笑みを続けながら この上もなく美しい。

 (「わが久遠の友よ! 栄光の大道を共々に」より)

   (聖教新聞 2014-02-23)

トーク2014 中谷宇吉郎 雪の科学館館長 他

2014年2月23日(日)更新:2
【アルゼンチン・国立ビジャマリア大学から池田大作SGI会長に名誉教授称号】
《アルゼンチンSGI全国幹部会の席上で授与
 決議書 文明間対話の世界的指導者 恒久平和と相互理解に貢献》

 【ブエノスアイレス21日】アルゼンチンの「国立ビジャマリア大学」から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉教授」称号が贈られた。授与式は21日(現地時間)、ブエノスアイレスのアルゼンチン平和講堂で行われたアルゼンチンSGIの世界広布新時代第2回全国幹部会の席上、挙行された。同大学のマルティン・ロドゥリゴ・ヒル総長、マリア・セシリア・コンシ副総長ら同大学関係者、多数の来賓が出席した。

   (聖教新聞 2014-02-23、以下同)


【わが友に贈る】
 「其の国の仏法は貴辺に
 まかせたてまつり候ぞ」
 誠実の振る舞いで
 信頼の絆を広げよう!
 地域の幸福責任者たれ!

寸鉄
●「九州婦人部の日」。先駆の心で進む広宣の母よ! 友情対話の「春一番」を


トーク2014 中谷宇吉郎 雪の科学館館長 神田健三さん】
《神田さん 愛着をもてば自然は語る
 上倉さん 使命の大輪を咲かせたい》

《心は美しい!光よりも花よりも》
〈時代の課題に果敢に挑む〉
●神田 時代が本当に解決を必要としている課題があるなら、果敢に対応していく。こういう姿勢を宇吉郎は大事にしました。それは師匠である寺田寅彦の教えだったんです。
 例えば、寒い地方で線路が不均等に隆起する深刻な「凍上(とうじょう)」の原因を研究し、抜本的に解消させました。飛行機の翼などに氷が着いて墜落する事故を防ぐため、北海道・ニセコの山で研究しています。
 雪の研究は、現実にある問題を背景に、雪の不思議に魅せられ、深めていったのです。

〈支えになった恩師の存在〉
●上倉 「花よりも美しきものは 空の光である 空の光よりも美しきものは 人の心である」とあり、感動しました。博士の随筆を読むと、人柄の優しさや温かさを感じるという人が多いのではないでしょうか。
 神田 それは寺田寅彦に対する気持ちを書いた言葉です。宇吉郎の優しさは寅彦と共通しているように思うんです。随筆に盛んに書いたのも寅彦との交流でした。恩師との交流が大きな支えになっていたんでしょうね。
 上倉 相手の立場で考え、人に区別なく接する態度も、寅彦から受け継がれたものなんですね。

〈一片の雪に千古の秘密が〉
●神田 有名な「雪は天から送られた手紙である」という言葉のほか、「一片(ひとひら)の雪の中にも千古(せんこ)の秘密がある」と記しています。自然はとても奥が深い。しかし、愛着をもって見ていけば、秘密を教えてくれるものです。
 上倉 雪の結晶には一つとして同じものがないと知り、驚きました。科学館を訪れた子どもたちから、博士のような逸材がたくさん生まれることを期待しています。

Human Relationships

2014年2月23日(日)更新:1
●Live in a way that is full of life--for yourself, for your loved ones, for your friends. People who do so will find the courage to transform sufferings into hopes. Not only that, but they will be able to light the lamp of hope in the hearts of many others as well. Daisaku Ikeda

●Just as a spring breeze awakens tender new shoots of green, sincere encouragement can thaw a frozen heart and instill courage. It is the most powerful means to rejuvenate the human spirit. Daisaku Ikeda

●When we have a clear purpose in life we can overcome anything. Daisaku Ikeda