共に励まし共々に征かなむ

2014年1月16日(木)更新:3
【本部幹部会で紹介された名誉会長の書】
●一つ目は「妙法乃(の)/広布の旅は/遠けれど/共に励まし/共々に征(ゆ)かなむ」。
 これは、恩師・戸田第2代会長が1955年(昭和30年)の元旦に詠んだ和歌を名誉会長が記したもの。小説『人間革命』第8巻には、戸田会長がこの和歌を贈った意義が次のように綴られている。
 「来るであろう多難を賢明に乗り越えるためには、学会が、あくまでも和合僧の集団であることが必要である。真の団結は、鉄の規律などで維持されるはずはない。遙(はる)かな遠征の旅路を、仲よく共々に励まし合いながら、一人の落後者をも出さずに征き、元気に目的地に達することこそ肝要であるはずだ」と。
 この和歌は、現在、「広宣流布大誓堂」の北側広場に、歌碑として設置されている。
 二つ目は、「師恩」。
 「師恩を決して忘れない」「師恩に断じて報いる」という師弟不二の共戦が、日蓮仏法の真髄であり、創価の精神である。1952年(同27年)の蒲田支部の「2月闘争」も、「師恩」に断固として応えようとの若き名誉会長の弟子の決意によって、拡大の突破口が開かれた。
 新時代の師弟勝利の金字塔を打ち立てるのは、「師恩」に応えんとする後継の青年部である。
 これら二つは、障魔の嵐が吹き荒れた1979年(同54年)の元旦に、名誉会長が認めたものである。
 もう一つは、墨痕鮮やかな「三世誓願」。
 昨年11月の「広宣流布大誓堂」の落慶に際して、名誉会長はメッセージを贈った。
 そこには「『広宣流布の大願』と『仏界の生命』とは一体です。だからこそ――この誓いに生き抜く時、人は最も尊く、最も強く、最も大きくなれる。この誓いを貫く時、仏の勇気、仏の智慧、仏の慈悲が限りなく湧き出でてくる。この誓いに徹し切る時、どんな悩みも変毒為薬し、宿命をも使命へと転じていける」と。
 我らは広宣流布という「三世の誓願」で結ばれた、永遠の同志であり、無敵の陣列である。師匠と共に、「ちかいし願やぶるべからず」(御書232ページ)の大前進を開始する時は今である。
   (聖教新聞 2014-01-16)